Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

SPIN OFF from TM 2007 6/8NHKホール

2007-09-17 01:40:03 | 音楽

一応説明しますとね、俺はキーボードを始めた頃、TM NETWORKはコピーしまくっていたんですよ。かなり好きでした。

そんなTMのトリビュートバンド、SPIN OFF from TM。
トリビュートといっても、実際は宇都宮隆さんと木根尚登さん、そしてそれ以外も当時のバックメンバー(浅倉大介さん、葛城哲哉さん、阿部薫さん)という、小室さんを除く正式なTMメンバーによるユニットです。

そのスピンオフのライブが6月8日にありました。

俺的に、楽しみなイベントがあるときは嫌な事があってくれたほうが解消できて都合いい。 この日も仕事場では気の利いた協力をしてくれる人がいてありがたかった。
中でも最もグッジョブだったのは、6時に有無を言わせず帰ったというのに、山手線が遅れてしまったこと。
ドアに荷物が挟まったらしいけど、挟んだ奴に愛情表現としての鉄拳をお見舞いしたかった。
他の人よりは俺のほうがパンチ力ないし。それがせめてもの優しさだと思ったが。

原宿に着いたのは開演10分前くらい。トイレとか行ったりしたらもうギリギリ。お陰様で駅からNHKホールまで走らせていただくことができました。
途中チャリンコのおっさんを追い越したが、何故かおっさん蛇行しててぶつかりそうになるので(コチラはフラフラでフットワーク効かないし)非常に迷惑ですので自転車に乗る人はまっすぐ走ってください。

まあなんとか1曲目の「金曜日のライオン」(EASY LISTNING)に間に合った。 もう汗をふいたハンカチが濡れて絞れそうでしたよ。

前半はEASY LISTNINGバージョンが多めでしたね。ぶっちゃけウツと木根さんそれぞれのソロの方がよかったくらいかも。
むしろサプライズで貴水博之さんが来てaccessを歌ってくれたけど、それよりもウツと木根さんの歌はよかった。
なんか、小室さんがいないというだけで、やっぱり偽者なような、存在感が小さいような、というかだからといって音まで小さかったような気はしましたけどね。

そんな前半でしたけど、「Time passed me by」が聴けたのはかなり、感涙でした。
友達が、別にTMを好きな奴じゃなかったけど、TMで一番好きな歌が「Time passed me by」だったから。
残念ながらそいつはもう死んでいるのですが、代わりに聴いてあげる事ができて嬉しかった。
聞きながら、死んだあいつも羨ましがってるだろうな、って思うと感慨深いです。
普段、CDで聞いていてもそんなことを思い出すことはないんですけど、やっぱり生で聞くと違いますね。
こうやって、彼がやりたくてもやれなかったことを、代わりに、当てつけのようにやっていくのもいいかな。
彼からは人が死ぬのがどんなに迷惑かも教えてもらえたし、俺はどんなに世の中に要らない人間になっても生き続け、この世の楽しみをやり尽くしてやる。そんな風に何かに向かって誓うことができました。

けっこうマイナーな曲「COME BACK TO ASIA」とかも聴けて嬉しいですね。
トークも面白かった。
「一途な恋」ウツは息継ぎが少ないからやりたくないらしいのがちょい残念ですけどね。

で、さらに後半一気に流れを変えたきっかけの「COME ON EVERYBODY」がとてもよかった。
そこからノリのいい曲が続き、やっぱりその中でも、もちろん「GET WILD '89」や「SELF CONTROL」(BUDO-KANバージョン!)もよかったが意外とライブだと「BE TOGETHER」がすごくかっこよかったね。

そしてアンコールで応援団並みに叫び、 アンコールは「JUST ONE VICTORY」 さらに「CHILDREN OF THE NEW CENTURY」では木根さんがベースを弾いてくれました。

その後係員の放送をかき消す勢いで再度「アンコール」を叫んだのも気持ちよかった。
結局出てきませんでしたけどね。
我々の思いが彼らに届いているといいなと。 結局出てこなかったくせに、帰りが遅いのをアンコールが間に合わなかったせいにするのかな。

あとTMのイベント関係で知り合った人にけっこう会えたのもかなり嬉しかった。

どうやら10~11月にかけて、TMとして、もちろん3人で色々活動してくれますね。 特に進化した姿とか見せなくていいし、2007スタイルにしなくてもいい、しないでくれたほうがいいくらいですけど、頑張ってください。

そして、会場で配られた広告によるとあみんも復活するらしい。

それにしてもよかったよ。やっぱりまたTM見たいな音楽やりたくなったね。 そして楽譜とか読み返すと「シンセが4台あれば充分」とかいう現実離れしたアドバイスいただけてなかなかありがたいものです。

まあホントよかった。現在聞いているのはテンポの速い、やたら技術を要する曲か熱いシャウトばかりで、TMのようなポップスとは別れてしまったのですが、それでも彼らはやっぱりまだ好きです。


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