影山ヒロノブ・バースデーライヴ 2006

2/18は毎年影山ヒロノブのバースデーライヴが渋谷のEGG-MANで行なわれる。
ギリギリに出発したため到着するとすでにライブが始まり、バンドメンバーの演奏で影山の誕生を祝ってた。なんか聴いたことある洋楽だったんだけど、曲名はわからない。
で、影山が登場して「VOYAGER」

今回は影山が子供の頃聴いてた歌を何曲かやるそうで、そのあと
ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の「Hot Legs」とエアロスミス(Aerosmith)の「ママキン(MAMA KIN)」をやっていた。
特に「ママキン」の方は、観客でも知っている人がいて、「知ってるよ！レイジーの頃からのファンだもん」とか言っていたんだが、この人はこれをきっかけに野次を飛ばしっぱなしだった。
そして１月のライヴでも聞けた「翼」。うむ、いい歌だ。DAMに無いのが残念だ。

で、バンドメンバーが引っ込みソロアコギで２曲。
誰の歌かわからないけど「Seagull」とJAM PROJECTの「牙狼-SAVIER IN THE DARK-」
ここで、「牙狼」の出演者にあったときのエピソードを紹介し、とても好青年だったそうで、「最近の若いもんは、なんて言えないよ」と絶賛し、「牙狼～」はそんな思いを込めて歌ってくれた。

そして、まんがトリオ（遠藤正明、きただにひろし）が登場。
遠藤の話にさっきの野次のおばさんが突っ込み、ずいぶん２人でやり取りしていた。
ちなみにこの３人が所属する「BIRTHDAY SONG(バースデーソング)」はプロダクションが独立し、新たに「SOLID BOX(ソリッドボックス)」になるらしい。ここではダニーこときただにひろしが社長と呼ばれ、今年の抱負は「仕事は公平に、万遍なく！」だとか。
まんがトリオでは「約束の地」と「嘆きのロザリオ」をアコースティックで歌い、「嘆きのロザリオ」の出だしはダニーが歌っていたがこのときは影山が歌った。

このころくらいだったかな？
お母さんと、小学２・３年生位のお姉さんと、幼稚園入るかどうか位の弟さんが入ってきて俺の真ん前に。
EGG-MANは、大人でいっぱいの中だと小学生の視界は完全に閉ざされてしまう。
懸命に背伸びしているがまるで届かない。
幼稚園児はお母さんに負ぶさっていたものの、お母さんも背が高いわけじゃなし。
真ん前で影山が見られずにあれこれしているところはなかなかイヤな気分だった。

話は戻って、まんがトリオと交代でバンドメンバーが戻って「Shape of my heart」（レオンのテーマ曲）
「Cold Rain live」である意味ハイライトだった「Face」。
やはり前回河野洋吾がこけた話になり、年を取るとこけ方がスローになるとか言ってた。
次にその場でアルバム「Cold Rain」でのリクエストを募り、「この世の果て～Eden」をやった。
ところでバンドメンバーは前回とベースがチェンジ。前回のベースの村上聖は外国のジャズフェスティバルに出演しているとかだった。
今回のベーシストは新谷りょーこのバンマス。
影山達は「さくら組」なので敵だという話題になり、河野が「皆若い子のバックでええなー。俺なんかオジチャンオバチャンばっかり」との発言に影山が「オバチャンって誰や？」と突っ込み、河野が「今北海道にいるオバチャン」とか言っていた。
JAM PROJECTのオフィシャルサイトで奥井ちゃんが「私は札幌に上陸しました」とコメントしてはいたが、オバチャンが誰かはわからない。

さらに「Cold Rain live」とかぶって「CHA-LA HEAD-CHA-LA」「覚悟完了！」をやった。
先の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を香港で歌ったら馬鹿ウケだったそうで、話題は国際的なことに。
「ドラゴンボールＺ」等、世界的に受けている作品は世界平和を訴えていて、それは外国でも評価してもらえる。
そういやCOLD RAINのライブかな？そのＭＣでも、「貧しい国の子も、いつかドラゴンボール見て笑える日が来るといい」とか言っていたな。
で、今回のでも、「どっかの国の、顔も知らないような人も友達だって想像できることが大事」とか、JAM Projectメンバーのブラジル人ヒカルド・クルーズのお袋さんがヒカルドをすごく心配していることを始めとして、「どんなにいやな奴でも自分の家族を大事にする気持ちはあるわけで、それは中東の人とかには無いようなことは言われているけれども、本当はあるんだ」とか言っていたね。
ホント、どうしたらこういう考え方が浮かぶんだろうね。
バースデーライヴは歌よりも影山の赤裸々な想いが聞けるのが一番の醍醐味だなと思った。

気になるさっきの姉弟は、弟は爆睡。姉さんは相変わらず見えなくてうろうろ。「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のファンのノリにも合わせれる勉強家であり、見えるように協力したい所だが、どうしたものか？
話しかけても誘拐犯にしか見えないだろうし、ほっとくしかないのだが。
だけど、他ならぬ影山のファンであれば、大事にしたい。「影山のライブは、観客も最高」という印象を持たせることができたら、この子の人生にも重要な貢献ができるに違いない。
そんなことを考えているとどんどん何かしたくなってくる。

その間に影山は「Young & Inoccent」「In my Heart」をやっていったん終了。

アンコールではハッピーバースデーの歌と共にケーキのろうそくの火を影山が消すことに。
真ん前の子供はいくら背伸びしても見えない状況。
もはや痺れを切らして声を掛けた。
「見えるか？持ち上げてやろうか？」
予想通り断わられた。よしよし、賢い子であることが確認できて良かった。
もっと上手に声を掛ければよかったかな。いや、こういう場合親に声を掛けたほうが、子供も安心できたかもしれない。次回に活かそう。次回が無きゃいいけど。
とりあえずこれでライブに集中できた。

アンコール１曲目は。「Riding on a Time machine～サイケデリック☆55」

次の「宇宙は僕らを待っている」ではドラムをランティス社長の井上俊次(LAZYのポッキー)が担当。昨年は体調不良だったかで出来なかったそうだ。
影山が学校の軽音楽部に入り、部室でドラムを叩こうとしたらポッキーにどかされた話とかがあった。
小学生も周りにあわせ、ちゃんとサビでの手話もしている。よく勉強しているな、偉いな。

また影山がいなくなり、しばらくして２度目のアンコール。
JAMで福山芳樹と共演していた「星空のレクイエム」を１人で歌う。福山のソロアルバムでは逆に福山が１人で歌っているらしい。
そしてバンドメンバーが戻り、「Cold Rain live」でも大ラスだった「エンブレム～名も無き英雄たちへ～」。
最近ようやく買えたが、これもいつも通りといえばいつも通りだけど、偉くいい歌だ。
「誰が見たって困難な道選んでしまうよ　いつも」って、俺は普段全然困難な道なんか選んでないけど、仕事でもプライベートでもやりたくないことに出くわした時に、「エンブレム」で影山もあんな事言ってたし今回ぐらいは頑張ってみようかな、と思わせてもらえるのは本当に有難いよ。

今年は、1/29に「COLD RAIN」のライブもあったし、去年のライブの印象もあり、今回はすごいゲストもいないからやめようかとも思ったが、結局行ってよかった。
選曲には不満もあるけど、影山の想いが聞けて、外国ツアーや様々な出会いから身に付けた物を確認させてもらえて、なんだか「Cold Rain live」以上にいいライブだった。
これを機に、季節に１度くらいはバンドでのライブをやってくれるかもしれないそうだ。
いつかは、聖闘士星矢で唯一やってない「夢旅人」を歌って欲しいな。