ご近所が次々と引っ越ししています。
前触れもなくフッと去っていかれるし、そういえば私たちもそうしてきたなと振り返る。
ここに住んでいると、ときどき、忘れられた存在に感じます。夜はポツンとある街灯だけが道標。
ごくたまに訪れる来客も「周りが静かですね。」と。
私ではない誰かが選んだ場所だし、そうかといって選べるような場所もない。
自動車の中に居場所をみつけてみたり。
住まいに自室らしき空間はあるし、贅沢は言えない。同じ住まいで互いのことを気にしないわけにはいかない。救われるのは、以前と違って気力がなくなり衝突するエネルギーすらないこと。
こたつで少しだけうたた寝とか、布団に移動することすら億劫になっていて気がつくと室内全体をあたためていないせいか、体が部分的に冷たくなっています。睡眠時間が短くなってしまい、なぜか昼間に短時間ですが、ぐっすり眠ります。そのとき見る夢の中が人生で最も行動的なんて皮肉。
年末から水まわりの調子が悪く、思うように自炊ができません。
洗い物をしないようにお惣菜とかインスタントの乾麺、お菓子だけで済ますように。
新年がせっかく明けたのだから、何かを始めてみます。と、言ってみると、始められるかな。