◎倒れた原因は大出血だった
・これからは意識不明で長い間記憶が無いので、周りの人の話を
まとめてみます。
・吐きながら倒れたので、食べ物を吐いたと思っていたのですが、
実は血を吐いたそうで、大量の吐血と下血だったそうです。
たまたま看護師さんが近くにいたため異変に気付き早急に対応
出来たので良かったと、後に対応してくれた看護師さんから
聞かされました。
・その後、手術室で開腹し出血箇所を探したのですがなかなか特定出来ず、
ショック状態(血圧が40以下)を3回繰り返し、輸血はなんと10リットルと
普通では考えられない量を使用したそうです。
一般的な大人の血液量は5リットル弱なので、元々身体の中にあった血液は
全て無くなり、次の輸血5リットルも無くなり、その後の5リットルが
身体に残った計算になります。
・また、この大出血に対し平日だったため緊急対処できる医師も多く、みんなが
遅くまで残ってくれたので、適切な処置により運よく生き延びたのかな!!!
出血箇所の特定に時間がかかったみたいですが、場所が解っても止血するのが
大変で出血している箇所を一時間以上も押さえていたそうです。
◎狐につままれた状況の家族
・家族へはその日の夕方、病院より電話がかかってきて、大出血により危険な
状態との連絡がありました。
前日、電話でハハ(妻)に元気であることを伝えていため大出血とは???
・急いでハハ(妻)と子(息子)が病院へ駆けつけたのですが、訳も分からず
ただ待合室で待っているだけです。
その後、深夜の2時か3時頃になって一応出血は止まったが、また出血すると
もう助からないと言われ、取り合えず今は治まっているので帰宅してください
と言われたそうです。
・ハハ(妻)も気が動転していたので、自分が病院内のどこにいるか分からず
ICUかと思われますが、帰り際にカーテンの隙間から中を見るとベットに
横たわり裸でおむつ姿のチチが体中に管や配線が多数付けられ周りには
モニターや機器が沢山置かれていたそうです。
・帰りの車の中では二人とも一言も話をせず帰宅したそうです。
たまたま、子(息子)が会社から早く帰ってきていたので、ハハ(妻)は
心強かったことでしょう。
・後日、沈黙の真夜中の帰宅について、二人ともこれはもうダメだな~と
思っていたそうです。
・その後、意識のない状態でいろいろ奇怪な現象が起こります。
「つづく」 「その1へ」
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