尖閣・沖縄はわが国「最大の核心的利益」
木下まこと氏、のブログ転載
2012年05月27日(日)
日本は海に浮かぶ小さな島国です。資源も乏しく、
他国との自由な貿易があってこそ、今日の国民生活が成り立って
います。
日本の貿易に占める輸送割合(量)の99.6%は海上輸送
であり、石油に代表されるようなエネルギー資源のほとんど
すべてを海上輸送に頼っています。日本の「繁栄」は、ほぼ
100%「海の平和」にかかっているといえるのです。
なかでもエネルギー資源の輸入に際しては、これまたほとんど
すべての船が「沖縄」海域を通ります。つまり、日本の繁栄は、
ほぼ100%「沖縄の海の平和」にかかっているのです。
沖縄の海の平和がなければ、日本の「平和」はありません。
国家の平和とは、互いの国民の生命・財産・安全の「自由」
を保障し認め合える状態です。国家の自由として最も重要な
自由は、他国から「干渉されない自由」であります。
その意味で、国家の平和と自由は表裏一体であるといえるでしょう。
それでは自由とはいかにして、保持すべきものなのでしょうか。
憲法によれば「国民の不断の努力」によって、絶えざる努力に
よって、「自由を保持」せよと記されています。
平和と表裏一体の自由を保持するには、国民の不断の努力が不可欠
であります。
今年に入ってから中国は、尖閣諸島を核心的利益と新たに位置
づけ、領有権の主張をさかんに強めています。中国が「核心的利益」
という言葉を用いるときは、武力行使をいとわないという強い
意味合いが込められています。
現実に、核心的利益として名指しされた「チベット」、
「東トルキスタン」、「南モンゴル」は中国から侵略され、目を
覆うような弾圧を受け続けています。そうした地域と同列に、今、
「尖閣諸島」が置かれているのです。
しかし、尖閣諸島は間違いなく日本の領土であり、沖縄の
行政区域であります。そしてなにより、冒頭より記していますように、
尖閣諸島を含む沖縄の領土・領海は日本国民にとって
『最大の核心的利益』なのです。
中国の領有拡大、侵略的行為に対して
「尖閣は日本の固有の領土である」と、声を上げなければならない
のは、我われ、国民一人ひとりであると考えます。
それは別に政治家のみに託すべきものではありません。
また、沖縄県の方々でのみ考えることでもありません。地域や職業
を超えて「国民の意志」を「声」に出し、「行動」に変える時が、
今であると思うのです。
九州には、防人精神の土壌があります。北九州方面には古来、
朝鮮や中国からの侵略を跳ね返してきた歴史があります。
太平洋戦争では、沖縄を助けるために特攻隊を編成し、鹿児島の
基地から幾度も若い銀翼が飛び立っていきました。
そして、私の住む大分県は最後の特攻隊が出撃した地でもあります。
そうした個別の作戦自体には、別途賛否の判断はありますが、
先の戦争において沖縄が本土から見捨てられたという事実はあり
ません。そしてまた、そうした歴史を引き継ぐ現代においてもその
思いは変わらないものであると我われは信じ、行動しています。
特に、ここ九州と沖縄は宿命的なまでに強固な「絆」で結ばれて
いるのです。
「愛しているから、守りたい」
幸福実現党は、沖縄・九州防衛プロジェクトを始動しました。
中国の野心的領土拡張欲から尖閣・沖縄を守り抜き、わが国の
平和とさらなる発展を築くために、大分県本部一同総力を
結集して「国難突破」運動を加速させてまいります。
転載、させていただいた記事です
http://ameblo.jp/kinoshita-makoto/entry-11262342894.html
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図の左側のラインは「第一列島線」と言い、中国の戦力展開の
目標ラインです。1992年には、尖閣諸島、西沙諸島、南沙諸島を
中国の領土であると規定した「領海法」を中国は施行しており、
このラインで中国が軍事行動を起こし、征服する危険性が
高まっています。
このラインのどこが征服されても、中東からの石油ルート
に支障をきたし、中国の顔色をうかがわないとタンカーが
安全に航行できなくなりますね。
全ての原発を停止して火力発電に依存している現在、石油
の輸送ルート(シーレーン)を抑えられたら、国家的な危
機です。この安全保障上の重大局面を政府は認識し、対応
協議しているのでしょうか?
礒本 靖宏 氏
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