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あなたから信念も行動力も奪っていく現代社会の動きを知れ

2014年06月25日 11時47分17秒 | 宗教・信仰

あなたから信念も行動力も奪っていく現代社会の動きを知れ


 
 転載、させていただいた記事です


http://www.bllackz.com/2014/05/blog-post_15.html?utm_source=BP_recent

2014年5月15日木曜日

 

生きていくには、強い信念や行動力があった方が良い。

しかし、あなたは強い信念や行動力を持っているだろうか。
 
そんなものはなく、むしろまわりの状況に流されている局面の方が多いのではないだろうか。

現代は、かつてのように強い信念や行動力を持てる人が減っている。
すでに、不動心がなくなり、浮動する人ばかりになっているのは、世の中を見ても分かるはずだ。

浮動というのは、「浮ついて、あちこちに流されて動く」という意味だが、同じ「ふどう」でも、不
動と浮動では意味が180度違う。

生きていく上ではもちろん自分の信念や行動力には一貫性が必要であり、その一貫性こそが
「不動心」を生み出すのだが、現代は不動心を持てる人が減っているように見える。

多くの人が、右往左往しているのである。

不動心というのは個人の性格や生き方の問題にして、その範囲だけで考えがちだ。
 
しかし、現代社会は個人から不動心を消失させる要因が数多くある。


強い宗教心が喪失して、時代に流される

かつて私たちは強固で妥協を許さない文化や宗教の下で生きてきた。

たとえば、現在の中東ではイスラム社会であるが、宗教の強い影響下で生きているのは、
外部の人間でも分かる。彼らはイスラムを否定すると、共同体の中では生きていけない。
神の存在を疑うことは絶対に許されていない。

生まれながらにしてイスラムの文化を叩き込まれながら生きていくのだから、神の存在を
否定するという発想すら思い浮かばないだろう。

こういったひとつの概念でガチガチに固められると、それが唯一絶対になっていく。

唯一絶対のものを心から信じるというのは、もうそれ自体が自分のアイデンティティになって
いるということなので、他のものと取り替えがきかない。

だから、逆に言えば、生き方や考え方や信念に迷いはまったくない。まさに、猛烈に強い信念
と一貫した行動力を持つ。

宗教心は、人間に信じられないほど強い信念と行動力を与えるのである。まさに、不動である。

日本を含む西洋社会は、もうイスラム社会のような強い宗教心はない。
つまり、宗教心から生まれる強い信念も行動力もとっくの前に消失している。

だから、何でも疑問を持つことができるし、「新しい発見」があると、今までの信条やポリシー
でさえも、簡単に捨てて流されていく。

時代が「変わる」と、信条までもが「変わる」ほど、現代人は浮動しているのだ。


情報化社会が、確信をぐらつかせる


強い信念と行動力、何があってもぶれない不動心を根底から覆すものが現代にはある。
それは、「大量情報」である。

テレビは大量情報を国民に流し込むメディアだったが、
現代はそのテレビの上にさらにインターネットというメディアまでもが重なっている。

インターネットの時代になってから、私たちはさらに大量の情報にさらされるようになった。
この大量情報もまた、強い信念や行動力をぐらつかせる直接的な要因となる。

大量の情報が溢れるということは、自分が信じているものとは真逆の意見も見聞きするということである。

自分がこうだと思ったものを、そうではないと断言する意見がある。あるいは、自分が間違いないと
思ったものを間違っていると嘲笑する意見もある。

大量情報の中には、多くの有害なノイズが含まれている。

そういったノイズを大量に浴びることによって、多くの人は自分が信じているものに確信が持て
なくなってしまう。信じているものが、根底から信じられなくなってしまうのである。

政治的信念と言った大きなものから、健康法と言った些細なものまで、高度情報化社会では
信じているものと反対の意見など山ほど見付けることができる。

今まで信じていたものが信じるに値するものなのかすら分からなくなり、人々は動揺する。
 
動揺したら、どうしたらいいのか、また大量情報の中で捜す。

そうすると、ますます多様な意見に接することになり、自分の核や芯になるものが失われていくのである。



グローバル化もまた信念を消失させる


世の中はどんどんグローバル化している。グローバル化というのは国境を消滅させるための動きである。

これが意味するのは、ひとつの国を単一民族が支配するという構図は、もう許されない社会になっているということだ。

最終的には、多くの国が現在の欧米のような「人種の坩堝」になる方向に向かっている。

このグローバル化もまた、人々の信念や行動力をぐらつかせる大きな元凶になる。

グローバル化とは、多様な哲学・宗教・文化・社会・価値観に生きてきた人間を、
一緒くたにすることだ。極端な話「正義とは何か、悪とは何か」すらも分からなくなるほどの
相違の中で人々が一緒くたにされる。

何かしらの信念やポリシーを持っている人は、必ず多様性の中で「別の信念」を持った人と
遭遇することになる。そして、自分の信念は別の信念によって袋叩きにされていくのである。

要するに、現代社会は、あなたがどんな信念やポリシーを持ったとしても、
必ず批判されていき、袋叩きにされていき、ノイズにまみれていく。

大量情報の中で、気が散ることもあれば、他の信念に浮つくこともある。
 
さらに「世の中が変わったら自分も変わらなければならない」と言われて、持っている
信念すらも捨てさせられるような誘導もされていく。

確実なものは何一つなくなった時代の中で、
果たしてあなたは強い信念や行動力を保ち続けることができるのだろうか。

現代は、かつてのように強い信念や行動力を持てる人が減っているのは、
気のせいでも何でもない。そういう時代背景があって、時代が人から信念を奪っているのである。

不動心がなくなり、浮動する人ばかりになっているのは、
そういった理由が幾十にも重なって、人々をなぎ倒しているからでもある。

そして、多くの人々は自分の信念を持てないまま、世の中のちょっとした
動きに流される。
 
 
右往左往しながら、水に漂う木の葉のように位置の定まらない生き方をする。

 
 
 
 
 
 
 
 


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1 コメント

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人生とは・・・・・・・・・・ (金星宏幸(きんせいひろゆきより))
2015-11-29 15:30:29
その通りだ!!(T_T)便利な社会とは人々を駄目な方向へと導いたのだ!!(T_T)1割の成功者とは昔から何かに頑張って生きている人はごく僅かしか居なく、ネットで得た情報など全て機械なのだ!!(T_T)自分自身が何かに頑張ってチャレンジし行動に移す事が良い人生なのだ!!(T_T)成功者とは何物にも流されずに何時の時代も生きて行けてる人の事を言うのだ。だから何かをすれば失敗も付き物だし経験や体験と言った事までが得られるのだ!!(T_T)
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