石ころ

ヨベルの年②(レビ記25章)

 

土地は、買い戻しの権利を放棄して売ってはならない。土地はわたしのものである。あなたがたは、わたしのもとに在住している寄留者だからである。
あなたがたの所有するどの土地においても、土地を買い戻す権利を認めなければならない。(23~24)

 

土地の買い戻しの権利を放棄してはならないのは、神のものを捨てることだからである。神にたまわった恵みを捨てることは関係を失うことである。永遠のいのちを失うことに繋がるからある。

 

人は皆、主が創造された地に寄留しており、万物も、自分の命も家族の命も、神から借用しているものである。創造主は神だからである。

神のものである故にたまわっている所で、たまわった命の分を安息して生きることが出来るのだ。すべては良き方の庇護の元に在り、完全に備えてくださる御力のうちに在るからである。

 

もしあなたの兄弟が落ちぶれて、その所有地を売ったときは、買い戻しの権利のある近親者が来て、兄弟の売ったものを買い戻さなければならない。(25)

 

此処では完全な教会を思わせる。神の家族である教会で罪を見つけたら、その人を戒め、悔い改めに導いて赦し、神の家族のうちに留まらせて、いのちを守るからである。

 

あなたがたは、自分自身に気をつけなさい。兄弟が罪を犯したなら、戒めなさい。そして悔い改めるなら、赦しなさい。(ルカ17:3)

 

しかし、救われない罪もあることがはっきり書かれてある。これはアナニヤとサッピラの罪であろう。
聖霊を侮る罪は赦されない。神から価なしにたまわった永遠のいのちの教会を、軽んじることになるからである。神の教会の聖さを悟るのは、聖霊に拠ることだからである。

 

だれでも、兄弟が死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば、神はその人にいのちを与えてくださいます。これは、死に至らない罪を犯している人たちの場合です。しかし、死に至る罪があります。これについては、願うようにとは言いません。(Ⅰヨハネ5:16)


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