石ころ

創造主の処方箋②(出エジプト23章)

 

偽りのうわさを口にしてはならない。悪者と組んで、悪意のある証人となってはならない。
多数に従って悪の側に立ってはならない。訴訟において、多数に従って道からそれ、ねじ曲げた証言をしてはならない。(1~2)

 

この戒めは多数で一人を攻撃するネット界にそのまま通じそう。そこは「悪意のある証人」の舞台となり、軽々に同意して罪に加担することもある。


「これが真実だ」と言っても物事の背景までを正確に知ることは出来ない。すべてをご存じの主を通して知ることで、自分自身をキリストの祝福の守りに留めることが出来るのだ。

 

また、訴訟において、弱い者を特に重んじてもいけない。(3)

主がこのことを予見して戒められたことに、人の感情をよくご存じだと改めて思わされた。
判官びいきは優しさから出る感情であるが、裁きとは事実に対して公正にあるものだ。
イエスはこのように警告された。裁きとは無慈悲なものだからである。

 

さばいてはいけません。自分がさばかれないためです。
あなたがたは、自分がさばく、そのさばきでさばかれ、自分が量るその秤で量り与えられるのです。(マタイ7:1~2)

 

キリストの無限の赦しをたまわったキリスト者は、「主の祈り」によって許すことを神に約束し続ける者である。私たちがどれほど許しても、たまわった赦しの欠片ほどにもならないけれど・・。

 

あなたの敵の牛やろばが迷っているのに出会った場合、あなたは必ずそれを彼のところに連れ戻さなければならない。
あなたを憎んでいる者のろばが、重い荷の下敷きになっているのを見た場合、それを見過ごしにせず、必ず彼と一緒に起こしてやらなければならない。(4~5)

 

神の共同体が律法によって守られていることがよく分かる。助け合いが感情には拠らず、神を恐れることから成されている。
感情の上にみことばがあるなら、その人の人生はサタンに引っ掻き回されることから守られ、自分の身に置いても神の勝利を見ることができる。

 

訴訟において、あなたの貧しい者たちへのさばきを曲げてはならない。(6)

今は立場の弱い者は優秀な弁護士を持たず、その学歴によって知識も持たず、世の裁判においては不利である。裁判官が故意に曲げようとしなくても、結果は事実から遠く理不尽な裁きとなることもあり、世とはそういうものである。

 

しかし、今も神の御前においては、キリストの御救いに与った者には、圧倒的な勝利をたまわる弁護者キリストがいてくださる。それは、すべての罪の責めは十字架で完了してくださったからである。

 

キリストを信じる者はキリストに包含されてあり、神は私たちにキリストによる義を見ていてくださる。御救いとはそれほどに完璧だからである。此処に、世は決して味わうことがないキリスト者の平安があるのだ。

 

偽りの告訴から遠く離れなければならない。咎のない者、正しい者を殺してはならない。わたしが悪者を正しいとすることはない。(7)

 

すべて世の偽り事を正せとは命じられず、それに関わるなと命じられる。そう、嘘偽りにはそれを裁く方が居られる。それゆえ主に信頼して平安に暮らすことが出来るのだ。
世には悪が尽きることは無いが、それに煩わされることなく、聴いたみことばから受けた自分の分を生きるのである。

 

賄賂を受け取ってはならない。賄賂は聡明な人を盲目にし、正しい人の言い分をゆがめる。(8)

賄賂は菓子箱の小判とは限らず、地位や名誉、家族への厚遇などなど・・、賄賂は自分の判断を売った代価であり、その結果良心が乗っ取られることになる。

 

神は十字架でひとり子をたまわるほどの犠牲を支払って、人に自由を与えられた。
その自由をキリストに差し出す時に、その人にみことばの愛が成就して行くのは、自分の中のすべてのネガティブなものが、生けるいのちの言葉に覆われたからである。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ムベ
デ某さんコメント嬉しいです

維新は新興宗教のようなものと聞いたことがありますが・・
実体は知りません。

イエスさまは、妬む者たちの悪行雑言、言いたい放題を訂正はされましたが、
誰をも直ぐに処罰されずに、悔い改めのための時を与えられました。
そのような猶予の中で私も救われました。
デ某
> 偽りのうわさを口にしてはならない。
> 悪者と組んで、悪意のある証人となってはならない。

ネットの世界も然りながら 政治家を見ていると 与野党問わず
とりわけ "維新" の人達の発する言葉に 胸が悪くなります。
その "維新" を信じ支持する人々に 胸塞がり溜息がでます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事