石ころ

「祈りの家」(ルカ20章)




それから、イエスは宮にはいって、宮の中で売り買いする者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。
そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている。」(マタイ21:12~13)

「祈り」は血の通っていないお題目を繰り返すことではなく、祈りは主に聴くことでもあり、従順を準備して待つことであり、今も生ける主を経験することである。
祈りの家に静まってみこころを求める祈りはなく、神に聴き従おうとはしないから、語られることばを知らず、沈黙の神とあなどって自分の計画を行うのだ。

今も主に聴くことを知っておれば、何事にも火の柱、雲の柱として「主はこう言われる」とみことばが先立ち、神の子どもとされた者は、豊かな祝福の中に生きるのである。

「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのはだれですか。それを言ってください。」
そこで答えて言われた。「わたしも一言尋ねますから、それに答えなさい。
ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
すると彼らは、こう言って、互いに論じ合った。「もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったか、と言うだろう。
しかし、もし、人から、と言えば、民衆がみなで私たちを石で打ち殺すだろう。ヨハネを預言者と信じているのだから。」
そこで、「どこからか知りません。」と答えた。
するとイエスは、「わたしも、何の権威によってこれらのことをするのか、あなたがたに話すまい。」と言われた。(ルカ20:2~8)


宗教者のこの問いは必要であり、そのことを学ばなければならなかった。しかし彼らは人を恐れて「知りません」と誤魔化したことで、イエスさまの授業は打ち切られた。
人を恐れるなら神を誤魔化すことになる。そのとき主は沈黙される。

さて、機会をねらっていた彼らは、義人を装った間者を送り、イエスのことばを取り上げて、総督の支配と権威にイエスを引き渡そう、と計った。
その間者たちは、イエスに質問して言った。
「先生。私たちは、あなたがお話しになり、お教えになることは正しく、またあなたは分け隔てなどせず、真理に基づいて神の道を教えておられることを知っています。」(ルカ20:20~21)


間者の語った言葉はすべて正しく、イエスさまはそういうお方である。
しかし真理を、腹に一物持って偽りの唇で語るなら、語れば語るほど神を侮ることになる。
従うことのない祈りや交わりは罪である。従うために祈るのであり、主に交渉したり、哀願したり、訴えたりする。
その交わりの中で語られる主のご愛に感動し、備えに慰めを受け、力を得て成長するのである。


 その様な日々の中にあっても・・、破綻と見えることが私にあった。
「あなたの命令に従うことができなくなりました。命令を解除してくださいますか。どうしてもとおっしゃるなら従い続けます。」と主に申し上げたとき、直ぐに「あなたは捧げた」という予想だにしなかったお言葉が心に来た。
そうして、「ああ、捧げ物になっていたのか・・」って、従い通して此処に至った結果を主が受け入れてくださった事に、平安と慰めを得た。

次の世にはいるのにふさわしく、死人の中から復活するのにふさわしい、と認められる人たちは、めとることも、とつぐこともありません。
彼らはもう死ぬことができないからです。彼らは御使いのようであり、また、復活の子として神の子どもだからです。(ルカ20:35~36)


主は恵みにより「神の子ども」の特権を得させようと、今日も忍耐を持って語っていてくださる。
みことばを「先生。りっぱなお答えです。」この一言のように流せるのは、本気で「神の子」の光栄や、そのあまりある価値を求めていないからである。
みことばも真に聞き従おうとしない者には、単なる教養であったり世過ぎの手段になってしまう。

しかし、忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、人々から天の御国をさえぎっているのです。自分もはいらず、はいろうとしている人々をもはいらせないのです。(マタイ23:13)

神が怒っておられるのは、彼らによって救いが妨げられていることである。彼らはまことのいのちを求めず、それを確信して語ることもない。永遠のいのちに代えて世を捧げることを惜しむから、主を証しする言葉を何も持っていない。
イエスさまが宮でちゃぶ台返しをされたのは、彼らにみことばを聞く気がなかったからである。

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