帰宅していた息子が「ムカデを殺せる殺虫剤ある?」と訊いてきた。落ちついた声だったので、「いや・・。キンチョールだったらあるけれど、効くかどうか分からないよ」
彼が殺虫剤を持って部屋を出たところで、私はやっと事に気づいて「え~っ、ムカデ居るの」後を追って階段を登ろうとしたとき「来るな」と、彼は階段の壁に向かって殺虫剤を吹き付けた。
それから二人で暴れるムカデと一戦交えることになった。私はハエ叩きを持って階段を落ちて来るムカデを叩いたけれどほとんど手応え無く、ハエ叩きがムカデに対しては有効な武器とはならないことを知った。
振り回すハエ叩きにくっついていたのか、大きなムカデが足元に落ちてきて悲鳴を上げた。
結局息子が始末をしてくれて一件落着したけれど、心の底から「ああ!一人の時じゃなくて良かった。主よ。感謝します」座って心から祈った。
一人の夜だったりしたらどうしていただろう・・。私はひとり暮らしにあって、蛇やムカデやゴキブリが一番恐いのだ。
昼も網戸は開けっ放しにせず、寝室に入ると部屋を見回し主に「守っていてくださいますね」って、確認をして床に入っているほど・・。
主の優しい備えに触れると、それが私にだけ向けられているものではないことが身に染みるようにわかる。
主が誰を愛おしんでおられるのか・・それが切なく伝わってきて、身構えて居た心が解けてゆくようで、こんな時はどうしてよいのかわからなくなってしまう。
昨日悪戯で作って散らした紙吹雪の一欠片が落ちていた。一㎝ほどの欠片に十字架が書かれていた。
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