庭の高砂百合のつぼみがずいぶん膨らんできた。お盆過ぎてから咲く百合。
子供達が小さい頃、毎年のように峠を越えて海に行ったけ、峠に沢山咲いていた花。この花が庭ですっくと立ち上がってつぼみが膨らんでくると、あのころを思い出す。
夢中で過ごした夏休み。ラジオ体操、水泳、クラブ活動、宿題、読書感想文に、夏休みの絵、カブトムシ取り、ひとつひとつ、子供と一緒にこなしていたように思う。自由研究のアメンボ取り、アゲハの餌集め。あの時は夢中だったけれどあっという間に過ぎて行った夏。
夏休み最後の日には、宿題のまとめが終わって、夕食にささやかな「夏休みさよならパーティー」をした。明日からの新学期に向けての励ましのつもりだった。
子育ては忙しい真剣勝負。夢中になって一緒に育った私の子育て。毎日毎日が精一杯で、何を考えている間もなかったけれど、気が付くとそれなりに私も育っていた。
国の将来のために子供を育てる人は居ないだろう。自分の老後を負わせるために子供を育てる人も居ないだろう、結果としてそうなったとしても、初めから計画してそうは考えないと思う。子供自身が大切で、成長が嬉しくて、日々かかわっていく内に共に育って行くのだと思う。
頑張れ！若いお父さん、お母さん。将来、楽しい思い出が沢山待っているよ！
見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。聖書
