石ころ

使徒の働き㉔ (使徒13章)

 

アンテオケの会堂で機会を与えられたパウロは、聖書(旧約)に約束されているイスラエルの救い主としてイエス・キリストを伝える。

 

神は、このダビデの子孫から、約束に従って、イスラエルに救い主イエスをお送りになりました。
この方がおいでになる前に、ヨハネがイスラエルのすべての民に、前もって悔い改めのバプテスマを宣べ伝えていました。(23~24)

 

彼らに知られているバプテスマのヨハネが、「私は、その方のくつのひもを解く値うちもありません。」と告白したその方が、イエスであることを知らせ、

 

兄弟の方々、アブラハムの子孫の方々、ならびに皆さんの中で神を恐れかしこむ方々。この救いのことばは、私たちに送られているのです。(26)

 

イエスが、突然ガリラヤから現れて奇跡を行っている者ではなく、イスラエルの歴史に預言され、父祖に約束されたダビデの子孫であり、イスラエル人が待ち望んだ救い主であることを知らせ、

 

エルサレムに住む人々とその指導者たちは、このイエスを認めず、また安息日ごとに読まれる預言者のことばを理解せず、イエスを罪に定めて、その預言を成就させてしまいました。
そして、死罪に当たる何の理由も見いだせなかったのに、イエスを殺すことをピラトに強要したのです。(27~28)

 

エルサレムに住む人々と宗教者たちが、約束のキリストを受け入れず、罪なきイエスをピラトによって十字架につけたこと、

 

こうして、イエスについて書いてあることを全部成し終えて後、イエスを十字架から取り降ろして墓の中に納めました。
しかし、神はこの方を死者の中からよみがえらせたのです。(29~30)

 

イエスが十字架で死んで墓に葬られたこと。神はこのイエスをよみがえらせたことを伝え、

 

イエスは幾日にもわたり、ご自分といっしょにガリラヤからエルサレムに上った人たちに、現れました。きょう、その人たちがこの民に対してイエスの証人となっています。
私たちは、神が父祖たちに対してなされた約束について、あなたがたに良い知らせをしているのです。(31~32)

 

よみがえりのイエスが多くの弟子に現れ、復活のイエスを見た弟子たちが証人として、この福音を宣べ伝えているのだと、それは神のキリストを見て経験した確信によることであると・・。

 

神は、イエスをよみがえらせ、それによって、私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです。(33)
ですから、兄弟たち。あなたがたに罪の赦しが宣べられているのはこの方によるということを、よく知っておいてください。(38)

 

イエスが、朽ちることのないものとなって復活されたことによって、罪の赦しのことばが確かなものとなり、その福音を聞いて信じた人々に罪からの解放と、永遠の救いをたまわり、それは、律法による救いではなく、イエス・キリストを信じる信仰によるのだと話した。

 

「見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。」(41)

 

律法に生きている者が恵みによる救いを受けることはない。イエスを受け入れない律法は、恵みも憐みは受け入れることが出来なかったのである。
しかし、律法によって完成される人はなく、彼らは互いに訴えあうことで自分を完成しようとしている。それゆえ、彼らは福音を嫌悪するのである。

 

イスラエルは神に選ばれた民の誇りの故に、砕かれた魂、悔いた心という捧げものが必要なのである。
神に選ばれて救われたキリスト者は、すべての価値観の死を経て新しくされ、ただで御救いをたまわるのだ。いのちに見合う捧げものを持っていないからである。

 

会堂の集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神を敬う改宗者たちが、パウロとバルナバについて来たので、ふたりは彼らと話し合って、いつまでも神の恵みにとどまっているように勧めた。(43)

 

信じた者はイエス・キリストをもっと知りたいと願う。其処に永遠の望みがあることを悟るからである。みな、聞いた福音に留まり続けて、キリストの御救いを達成するのである。


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