石ころ

「私たちは見える」と言う罪 (ヨハネ9章)




 イエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。
弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」
イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。(ヨハネ9:1~3)


罪と障害がひとつにされ人ごととして語っている。しかし、「義人はいない。ひとりもいない。」(ローマ3:10)神様の前に正しいと認められる人はいないと書いてある。
誰もが罪人であり、身にいろいろと不自由なものを抱えているのだ。障害者はそれが人の目に明らかであり、健常者はそれが隠れているだけのことである。

私たちは素焼きの土の器であって金の器ではなく、打たれれば砕けるように造られてあり、その弱さの中に神様の助けを受けるのである。
イエスさまに打たれて目が見えなくなったパウロのように、その弱さを通して主にお出会いするのである。パウロは弱さを得て主を賛美している。

しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。(Ⅱコリント12:9)


 彼がイエスさまの癒しを証しし続けたしたことで、コミュニティから追放されて世で生き辛くなった。目が見えることで乞食もできなくなったからである。

イエスは、彼らが彼を追放したことを聞き、彼を見つけ出して言われた。「あなたは人の子を信じますか。」
その人は答えた。「主よ。その方はどなたでしょうか。私がその方を信じることができますように。」
イエスは彼に言われた。「あなたはその方を見たのです。あなたと話しているのがそれです。」
彼は言った。「主よ。私は信じます。」そして彼はイエスを拝した。(ヨハネ9:35~38)

イエスさまは見つけ出してくださる。信仰告白に導かれた彼は、この世の人から天に国籍を持つ人へと変えられ、永遠に天の豊かさによって養なわれるようになったのである。
世から救い出された者が、なを世で乞食をするようなことがあってはならないのである。

まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。(詩編23:6)


 そこで、イエスは言われた。「わたしはさばきのためにこの世に来ました。それは、目の見えない者が見えるようになり、見える者が盲目となるためです。」(ヨハネ9:39)

罪の現れている者を赦して御業を成し、御名があがめられるために祝福してくださる主。また隠しているものを暴露して、告白のチャンスを備えてくださる。しかし人は「私たちは目が見える。」と言って主に来ようとはしない。

イエスは彼らに言われた。「もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなたがたは今、『私たちは目が見える。』と言っています。あなたがたの罪は残るのです。」(ヨハネ9:41)


 隠せないほどの弱さは祝福である。イエスさまは盲人を「見て」近付いてくださった。イエスさまの癒しは御父の名があがめられるためである。主から救いを受けた人は、すべてが神から出たことであると証ししするようになる。

彼らは答えて言った。「おまえは全く罪の中に生まれていながら、私たちを教えるのか。」(ヨハネ9:34)

彼はパリサイ人や律法学者に向かって恐れることなく語った。そうしてゆえなく責められたが、それはイエスさまのくびきを負うことであって恐れることではない。
ご真実な主は「わたしのくびきは負いやすい」と保証してくださっているのだから。

義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。
喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。(マタイ5:10~12)


天の報いとは何なのだろう・・、私はただ「天に国籍がある」それで充分なのだけれど・・。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事