夕焼けに素直になれぬ猛暑なり
流星群眺める元気今は無く 昔眺めし星呼び戻す
連日の猛暑にたいがいうんざりしている。
雨が一滴も降らないので、毎日数回の水やりを怠るとトマトが葉から枯れてくる。プランターじゃもう限界なのだろう・・可哀そうだが「がんばれ!」
プランターをひっくり返すと、どうなっているかは見なくてもわかる。ぎっしりと根が巻いて、カチカチの箱の形になっており、叩いても押しても崩れない。土などほとんど消えて保水力は0。初めの土は何処に行ったのだろう・・、といつも思う。
オクラは元気な野菜だとつくづく思う。だからオクラを作り始めるとやめられない。
丈夫でほとんど病気も無く、花が綺麗で、次々に実をつけて体に良いとは三拍子揃っている。
いや、まだまだある。冷凍できるし、手間をかけなくても食べられて、飽きるような癖もない。私の夏はオクラが守っている・・いや、いくらかは・・。
何とかディスタンスではないが、たまに近くのスーパーに行く以外は閉じこもっている。それでも、今は息子と話すので口が腐る心配はない。一人暮らしの時は何日も会話なしだとそんな心配が、、、(嘘)
食事の準備は簡単ではないが、息子は「ありがとう。美味しかったよ。」と言ってくれる。主人からは聞いたことがなかったけど・・、まあ当然か。主人とは経済担当と家事担当という分担業務なのだから・・。
私の閉じ籠りも、沈黙(声なき声では叫び続けているが)も、今に始またことではなく、主人が亡くなってからずっと続いていること。
それはこの年になるまで憧れ続けた自由であり、人生の大半を世に振り回されて、やっと意のままに生きる時が与えられたのだ。
それらの時を聖書の言葉に思いを巡らせ、聖霊の交わりに居らせて、天に待つ喜びと希望を与えていてくださる主。
老いの憂いを遥かに凌ぐ、その祝福をたまわっていることは、なんと贅沢なことかと・・なんと感謝なことかと・・床の上にひれ伏すことがある。
孤独はよいものです。
自分自身と平和のうちに生き、
何か達成すべき しっかりしたことがあれば。 ゲーテ