石ころ

秋風に乗って




「綺麗だから行かないか」3連休で帰っていた息子に誘われて堤防を歩いた。
「前に此処に来たのはいつ頃だ」尋ねられたけれど忘れた。
何時も同じ所を歩いているのは、殆ど誰にも出会わないから気楽なのだ。ブログで自身を曝すことは、それは幾らかの恥ずかしさも伴ってついつい人目を避けたくなってしまう。

散り敷いた落ち葉を踏み踏み、青空の下少し強めの風に吹かれて歩いていると、対岸から単調な太鼓の音に交じって、切れ切れに音頭取りの声が聞こえて来た。そう言えば、「地域で祭りをします。踊りがあるから来てください。」というようなチラシを見た時、「懐かしいな・・」と思ったのだった。

このようなシチュエーションで味わうとは思ってもみなかったので歩を緩めた。川風に千切られても残る太鼓の音に耳を傾けつつ、木漏れ日の中をふわりふわりと歩いた。
「来て良かったよ。」息子に言った。
「また、来るといいよ。桜も紅葉も綺麗だから・・。」
時々は来よう思った。何人かの方に出会ったけれど、ちょっとしたおしゃべりも何気に楽しかったから・・。

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コメント一覧

ムベ
おはようございます
奥様のお加減は如何ですか?お大事になさってください。
デ某さんも秋を楽しんでおられたのですね。
日本は美しい国です。ため息が出るほどにそう思うことがあります。

そうして私は、その景色を創造されたイエスさまに感動するのです。
ふふふ・・先に釘差されてましたがやはりこう来ました。

ありがとうございます。デ某さんにお褒め頂いて心がほかほかになりました。
これで今年は風邪を引かないでしょう。
デ某
秋のひととき・・・
http://blog.goo.ne.jp/00003193
心あたたまるエッセイ・・・。

同じ日、私は独りで寺院への山道を歩いていました。
妻といっしょに!と思ったものの 
ちょっと体調がよくないようなので声をかけませんでした。

秋の澄んだ碧空と 遠くの山並みにかかる白い雲
町へと河川に架かる橋 堤防に沿って色づく樹木・・・
日本の故郷の秋景色が見事に凝縮されていますね。

ご子息とのさり気ない会話も幸せの一光景・・・でした。

> 風に千切られても残る太鼓の音』
いま住んでいる街にはありませんが、故郷の秋祭・・・。
ノスタルジアをかきたてられました。

> 木漏れ日の中をふわりふわりと歩いた
ムベさんと一緒に歩いているように リアルに感じられ
こころ愉しく読ませていただきました

お天気が良くなるとともに 寒さも一段と・・・。
くれぐれもお風邪など召されませんように。
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