息子の社員寮の引き上げが週末と決まる。13年、いや14年間かも・・・、本当は10年が期限らしいのに長居させてくださった。
温々と守られた場所。朝、聖書を読むことが出来たのは、遠くから通わなくてもよくて、時間に余裕があったからだろう。経済的にもずいぶん恩恵を受けてきたと思う。
難聴ゆえに普通のマンションでは、私は何かと心配しなければならなかったと思うけれど、入寮当時の管理長さんは細やかに気遣ってくださって、何かの時にはと部屋も近くにしてくださり、病気の時には車で病院に付き添ってくださったりと感謝することばかりだった。
彼が家から通勤することは時間的にもちょっと大変だ。早朝に家を出ることになるだろうし、帰りは遅くなるだろう。考えなければならないことが沢山あるけれど、これもひとつの自立への道筋、自宅ではなくマンション暮らしも勧めてみたけれど、仕事が忙しくて今はその余裕がないらしい。
私たちは、平日を主人とふたりでのんびりと暮らしてきたので、ちょっとしんどいなぁ・・というところも正直あるけれど、まあ、やってみよう。長い間楽をさせてもらったのだから。
先日テレビで、懐かしい昔の映画「ジャイアンツ」を見ていて、主人公の「何ひとつ思い通りに行っていない。」という言葉と、彼の成長の軌跡から「思い通りに行かないこと、それが人生には必要なこと」だとつくづく思った。
息子達も思い通りには行かない人生を、時にはがんばって、時にはつぶやきながら歩むのだろう。そして、何時か自らの人生を振り返った時、間違いなく味わい深い何かが残っているだろうと思う。
あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(マタイ6:34)
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