石ころ

「今度は主が正しい」(出エジプト9章)

 

あなたはなお、わたしの民に向かっておごり高ぶり、彼らを去らせようとしない。
見よ。明日の今ごろ、わたしは、国が始まってから今に至るまで、エジプトになかったような非常に激しい雹(ひょう)を降らせる。(17~18)

 

これだけ神のわざをその身に受ければ、誰でも悟りそうなものであるが、ファラオは悟ることができない。心を頑なにしばられているからである。このように用いられることは恐ろしい。神は私たちの心に在るものを用いられる。私たちの心がいつも神を喜び、素直でありますように。

 

さあ今、使いを送って、あなたの家畜と、野にいるあなたのすべてのものを避難させよ。野に残されて家に連れ戻されなかった人や家畜はみな、雹に打たれて死ぬ。」
ファラオの家臣のうちで主のことばを恐れた者は、しもべたちと家畜を家に避難させた。(19~20)

 

神がご自分の造られた作品を惜しまれないだろうか、すべては愛の神が造られたものである。いつもどんな時も、みことばに身を避けて救われよと願っておられる。
今も昔も神を恐れた者は、神のことばを覚えていて御わざを経験して学び、それによって被害を受けずに済んだ。逆らう者が野に出て行って被害を受けるのである。

 

雹が降り、火が雹のただ中をひらめき渡った。それは、エジプトの地で国が始まって以来どこにもなかったような、きわめて激しいものであった。(24)

 

火と氷が同時に降って来るような裁きは、それが天地を創造された神のわざであることを知らせている。それはみことばの通りに現れたのであり、素直であれば誰でも悟ることである。

 

神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。(ローマ1:20)

 

人は天地宇宙の仕組みや、生けとし生けるものの命の仕組みによっても、それを創造し得た神の知恵の偉大さを悟ることができる。
太陽や月星、雲や大空、海や澄んだ泉や清い小川の流れに、季節ごとの野山の装いに、食料となる生き物や慰めとなる生き物にも、人が創造主にこれほどに備えられ、愛されていることを悟ることができる。また、その偉大さに恐れることを学ぶのである。

 

雹はエジプト全土にわたって、人から家畜に至るまで、野にいるすべてのものを打った。またその雹は、あらゆる野の草も打った。野の木もことごとく打ち砕いた。
ただ、イスラエルの子らが住むゴシェンの地には、雹は降らなかった。(25~26)

 

神の民は家畜も木々も亜麻も大麦も被害を受けず、彼らの地は麗しい恵みの中に在った。

キリスト者は迫害を受けることがあっても、神の永遠の祝福の中にいるのである。此処に如何なるときも望みがあり、良い時も悪い時も神をほめたたえて生きるのである。この賛美こそが主への捧げものである。

 

ファラオは人を遣わしてモーセとアロンを呼び寄せ、彼らに言った。「今度は私が間違っていた。主が正しく、私と私の民が悪かった。
主に祈ってくれ。神の雷と雹は、もうたくさんだ。私はおまえたちを去らせよう。おまえたちはもう、とどまっていてはならない。」(27~28)

 

ファラオの悔い改めは、雷と雹の被害がもう沢山であることに発した、遣り繰りの一端に過ぎない。神を恐れてのことではないのは、彼の心がすぐに変わることからわかる。

 

ファラオは雨と雹と雷がやんだのを見て、またも罪に身を任せ、彼とその家臣たちはその心を硬くした。
ファラオは心を頑なにし、イスラエルの子らを去らせなかった。主がモーセを通して言われたとおりであった。(34~35)

 

ファラオが「今度は・・主は正しく、私は悪かった」と判断して謝った。人は神を判断する者ではなく従順する存在である。

神の正しさを人が判断することは罪である。人は神の正しさを知ることが出来ない。その善悪が「善悪知識の木の実」を食べて知ったものだからである。

神の正しさはキリストに拠って教わることであり、聖霊によって開かれるみことばを生きるときに現れるものである。

 

クリスマスは処女マリアがみごもり、神であり、人であるイエス・キリストが、私たちの所に来てくださったことを記念する日。
神が人の世話を受けて、人から学び成長するという、究極の謙遜によって、天から下って来てくださったのだ。

クリスマスには神の愛の謙遜に思い巡らせる・・。


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