石ころ

ひぐらし



夕暮れと共にひぐらしがしきりに鳴いている。昨日までは鳴いていなかったのに・・ひぐらしの声はもの悲しい。
嵐の夜にやって来て、潮が引くように去っていった孫たち。なんだか・・抜け殻のようになった心にひぐらしの声が染みる・・。

金ぴか折り紙の指輪をソファの下から見つけた。ずっと抱いていたおっとせいのぬいぐるみにはめてやる。キラキラのお星様もある。リビングの壁面は孫の画廊。カラフルでにぎやかな絵に囲まれているのに、心はやはりひぐらし。

彼らは記念撮影をして、手紙とお金をそっとPCデスクに残して行った。
「完璧すぎるんだよ~~」
夜中にノートパソコンをかかえて、帰郷してまで仕事をしていた息子。このお金がどれほど尊いかを知っているから切ない・・。ぶっきらぼうであまりしゃべりもしないくせに・・。

私は、感情のコントロールが下手なんだか上手なんだかわからないけど、泣くことはほとんどないし、感情に浸ることも苦手。去年までは、帰った後はてきぱきと片付けに没頭したけれど、どうも今年はちょっと違う・・やはり年かなあ。

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コメント一覧

石ころ
日本の夏!
お気持ちよく分かります。ひぐらしの声と重なる望郷の想い!
お母様もラベンダーさんが帰られた時には、もっとお寂しいでしょうね。何しろ遠い所ですから・・。

でも、私は単純ですから立ち直りは何時もやけに早いです。
ラベンダー♪
元気出してくださいね^^
お孫さんたちが帰られて静かになると、
どうしても寂しくなりますね・・
きっと賑やかで楽しいひとときだったのでしょうね

ひぐらしの鳴き声は確かに寂しげですね。
でもあのちょっと切なくなるような鳴き声は、
実は私、大好きなんです♪
日本の夏を思い出して、懐かしい気分に浸れるので・・
また聞いてみたいなぁ~
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