石ころ

「もう、止める。」


 昨日、医大に出かける直前になって主人が「今日は止める・・」なんてい言い出した。
午後になっての外出は面倒くさいのは良くわかる。日盛りに出かけるのはとても気が重い。まして、治療でもない検査を重ねることなんか嫌だとよくわかる。

だからといって、検査をすっぽかすことは後々面倒なことになりそうで・・、簡単に賛成できない。
今一度医師に付き合って、この結果をもって今後のことを話すほうが大人の判断だと説得しつつ、さっさと立ち上がって準備をする。


 一昨日、血液内科の医師は、この腫瘍に関して命の10年保証をしてくださった。家電でも10年保証はめったにない。「10年経ったら90ですね。」なんて笑っておられた。
腫瘍マーカーにおいても問題なしということで・・。
しかし、CT検査の結果を見てから今後のことは話しますとのことだった。

そのこともあって、主人は今日の検査は馬鹿らしくなったのだろう。私もそう思うけれど・・。検査には幾らかのリスクもある、まあそのことは心配要らないと私は思っている。「毒を飲んでも害を受けない。」そもそも、そのような癒しなのだから。


 なんとか説得して炎暑の中を病院まで行くと、待ち構えられていて検査はあっという間に終わった。
しかし、二日も続けて血を採られたと主人は
「献血させられているのではないか」「まさか・・病院が有無を言わせず献血させるなんてあり得ない。」
主人の発想に大笑い。第一病人の血では使い道もないだろう・・いや、何かの研究にはなるのかな。


会計を済ませて幾らかかったとか文句を言いながら病院を後にする
まるで火の中に飛び込むような炎熱地獄だったけれど・・。しかし、元気なんだからと西日の中を駅までとぼとぼと歩く。来い来いと言う医師はこの負担を知っているのか・・
しかし、この身の幸いもわかってはいるのだけれど・・そんなことなど話しつつ・・。

今度、結果を聞くときにはちゃんとこちらの言い分も伝えよう。
それにしても、何処にでも出かけられる元気と、美味しく何でも食べられる幸いが与えられていることが、どれほど素晴らしいことなのか・・。
私たちは主の守りの完全が、その中に住んでいてもほどんどわかってはいないのだろうな・・ 。

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