石ころ

2019.12.25

 

本当のクリスマス

 クリスマスも、誕生日も、たぶんお正月も、何も変わらず聖書の通読箇所を開き、
「イエスさま。これはどういうことですか」と聴き入る。
そのようにして教わる時間は、どんなに豪勢な宴会にも代えがたい幸せな時で、分からないみことばがパラリと解かれる度に、知りたい心はすっかり満たされて安らぐから・・。


そのとても贅沢な個人授業は、毎日、幾らでも、求めるままにタダで受けられて、資格も条件も無く、何時でもこちらの都合に合わせてくださる。
絵本を読んでもらう幼子のように、イエスさまに教わる明日を約束して安らぐ日々。
それは、どんなに難しい問題が現れても、主が教えてくださるという安心であり、難問が解かれるほうが楽しいことにも気づいて来ているのだ。


 使徒たちもきっと同じ気持ちだったろうと思う。「こんなことも分からないのか」とちょっと叱られても、甘さはちっとも変わらなかったのだろう・・。
イエスさまを取り囲んで、イエスさまの目を見て、イエスさまの口元を見て、息がかかるほど御側によって耳を傾けたのだろうなぁ、むくつけき男たちが・・ふふふ。


いつまでも何時までもこうしていたいと思う、他には何も願わないから・・。でも、やがて御許に行き、使徒たちのようにリアルに御会いして御声を聞くだろう・・、それはなんと嬉しいことだろう。キリスト者とはなんと幸せ者よ!


 本当のクリスマスは店先のツリーのように、明日には跡形もなく取っ払われて捨てられるようなものではなく、永遠までもいのちを育てる神さまの恵みなのだ。本当のクリスマスが一人でも多くの方に訪れますように。


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