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石ころ

「一粒の麦」から



「まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。
自分のいのちを愛する者はそれを失い、この世でそのいのちを憎む者はそれを保って永遠のいのちに至るのです。」(ヨハネ12:24~25)

 イエスさまは一粒の麦となって、十字架で人類の罪を負って死んで下さった。その事実を信じた者はイエスさまと共に死んで、罪から解放され新しくされたのであり、滅びることのない永遠のいのちを頂いている。

しかし思えば、どうしてこのようなことを、そっくりそのまま信じられたのだろう・・人一倍疑い深い私にして、不思議な事。
やはり、神様からの働きかけ無しにはあり得ないことで、

「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。」(ヨハネ15:16)

このみことばのままに、何故か私は選ばれた・・。純粋な人が選ばれるのでもなく、行いによって選ばれるのでもないことは身をもって知っている。それは神のご計画に拠ること。

「それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。」(ヨハネ15:16)


 実を結ぶ働きも決して人の努力のたまものではなく、イエスさまの備えによるものだと書かれているのだから・・。こんな都合の良い言葉を、人の悪い私がそのまま信じて安息したということが奇跡だと思う。

「夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません。」(マルコ4:27)


 イエスさまをエルサレムに「ホサナ ホサナ」と喜び迎えた群衆は、やがて「十字架につけろ」と叫ぶ群衆でもある。イエスさまが救おうとされたのはこのような人間であった。そして、そのような人格は私も同じようなもの。

「しかし、それにもかかわらず、指導者たちの中にもイエスを信じる者がたくさんいた。ただ、パリサイ人たちをはばかって、告白はしなかった。会堂から追放されないためであった。
彼らは、神からの栄誉よりも、人の栄誉を愛したからである。」(ヨハネ12:42~43)


民の指導者は自己保身に懸命であり、仮に真理に目を向ける者があってもそのことを公にしようとはしなかった。
彼らは知っているのに、神の御子イエスさまよりも、この世の自分のいのちを愛したのだろう。
今、真理を知っている者が、主を差し置いて世を愛することは、何も知らないで背いている者よりもイエスさまを傷つけているのだと思う。それがイエスさまの十字架への評価の現れなのだから。

「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。また、わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。」(マタイ10:37)

「自分のいのちを愛する」とは、彼らには指導者としての立場であり、今、私たちには家族や世での立場であるかも知れない。
「それを憎む」とは、イエスさまを第一にすることを妨げるものとして、憎むことなのだと思う。信仰を妨げる誘惑として憎むこと。

「女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。」(イザヤ49:15)

イエスさまは私の親のためにも息子のためにも、十字架で死んで下さったお方。私の愛よりも遙かに深い愛を持って顧みていてくださるのだから、この主に大事なものをお任せすることが最善なのだ。

「わたしに仕えるというのなら、その人はわたしについて来なさい。わたしがいる所に、わたしに仕える者もいるべきです。もしわたしに仕えるなら、父はその人に報いてくださいます。」

御子のいのちから新しく生まれた者は何を行い、何を語るのか・・。それは、ただひとりで主イエスを選び取り、主と共に居て、主から聴いた言葉を話すこと。

私は何も出来ないけれど、神にはどんなことでも出来るのだから、この方のお側にいるならどんなことでも可能だ。
私のすべての必要は満たされ、主のご計画の通りに実を結ぶことになるだろう。それはみことばが約束していることなのだから信じよう。

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