あすなろ和尚のひとりごと

MacintoshとMINIをこよなく愛し、我が家の怪獣君たちとの戦いの日々。

ジョージア懸賞 トヨタFJクルーザー

2011年07月01日 08時31分51秒 | 
 遊び心満載のトヨタFJクルーザー、ジョージアの懸賞で当選しないだろうか、我が家の怪獣君のスキー応援にこんな車で行きたいものだ。
 それでは試乗レポートの抜粋記事を載せますよ、
日本導入とか、並行輸入という言葉を使うと、いかにも海外で生産されているモデルっぽく聞こえるが、FJクルーザーの生産拠点はトヨタ傘下のトラックメーカーである日野自動車・羽村工場。れっきとしたメイド・イン・ジャパン、それも東京生まれである。ということは、これまで日本で販売されていた並行輸入車は、太平洋を往復するとてもとても長い船旅を経て日本に上陸してきていたわけだ。今回販売がスタートした日本仕様は、当然ながら羽村工場から日本国内にそのまま出荷されることになる。
 FJクルーザーの販売が北米で始まったのは2006年。なぜトヨタはこれほど個性的で魅力的なモデルを4年間も放置していたのだろうか? もともと北米市場向けに開発したモデルだけに日本ではサイズが大きすぎる…というもっともらしい理由が囁かれている。たしかに全幅は1900mmの大台を超えるが、ベースとなったランドクルーザー・プラドと比べると全長はむしろ125mm短いし、全幅にしても30mmしか大きくない。サイズの大きさが決定的な理由ではなかったはずである。
 ではなぜ日本に入れなかったのか。他にも意外な理由があった。
 以前、ランドクルーザーのフラッグシップモデルである200系の試乗会に参加したとき、開発者とFJクルーザーの話しをしたことがある。僕が「FJクルーザーのようなクルマを日本に入れないのはもったいない」という趣旨の話をしたところ、意外なことに、彼は「たしかに個性的ではありますが、あのクルマを売るのは正直ちょっと抵抗があるんですよ」という言葉を返してきたのだ。
FJクルーザーのデザインモチーフはFJ40系と呼ばれた初期のランドクルーザーだし、主要メカニズムはランドクルーザー・プラドと共通。そういう意味ではランドクルーザーグループの一員にしか思えない。ところがトヨタの認識はちょっと違っていて、FJクルーザーはあくまで「米国トヨタが企画した、初期型ランドクルーザーのイメージを利用したリバイバルモデル」なのである。実際、FJクルーザーのネーミングにランドクルーザーの文字は含まれていない。
 おそらく、トヨタ車のタフネスさを象徴するランドクルーザーは、トヨタ本社内ではクラウンと同じぐらい「神聖不可侵」なモデルなのだろう。その硬派なイメージがFJクルーザーのような遊びグルマによってスポイルされるのを嫌った…これが日本導入をためらっていた理由のひとつといえそうだ。
 ではなぜ今のタイミングで導入が決まったのかというと、豊田章男社長の存在を抜きにしては語れない。豊田社長は就任以来、楽しいクルマ、味のあるクルマを作ることが重要だと語り続け、レクサスLFAやFT86といったスポーツモデルの開発を推進してきた。そういう意味でFJクルーザーは間違いなく楽しいモデルだし、豊田社長が米国勤務時代にFJクルーザーの初期企画に携わっていたことも幸運だった。
 そして…蓋を開けてみれば、FJクルーザーは1ヶ月で2100台の受注という非常に好調なスタートダッシュに成功。小難しい理屈よりも、エモーションに訴えかけることが重要だということを改めて感じさせてくれた。
 そうだよなあ、車は楽しく味のある車でないとつまんないよ、燃費がよければもっといいのだが、しかしこの車を乗るんだったら燃費が云々なんて方は乗る必要などないのだ。