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こんなに泣いたのは久しぶり

2021-06-22 | 映画・TV
中国宮廷ドラマ「如懿伝(にょいでん)」、終わってしまった。
終盤ずっと涙して、最後の3回は具合が悪くなるほど泣いた。・゚゚ '゜(=TωT=) '゜゚゚・。

皇后になってからの如懿は気高く美しい

はじめは「瓔珞(エイラク)」との違いを楽しみながらだったのが、
上品で美しく、聡明で気高いヒロインの如懿に惹かれて、すっかり「如懿伝」贔屓。
さすが中国4大女優の1人、ジョウ・シュンのしっとりと落ち着いた演技が素晴らしい。



令妃が主役の「瓔珞」では、烏拉那拉(ウラナラ)如懿がラスボス的悪役だけど、
「如懿伝」では令妃が極悪非道
(アタシ的には3千回ぬっころしてもまだ足りないくらい)
そんなだから、もう「瓔珞」を見たいと思わないw

中国では悪女は美人と決まっているが、金氏も美人よね


ありえないくらいの極悪人に描かれている令妃だが、実際のところは、
乾隆帝はものすごく長生きだったので(享年89)
17人いた皇子のうち乾隆帝が退位するときに生きていたのはわずかに4人、
結局は令妃の産んだ皇十五子永琰(えいえん)が皇太子になったことで、
あの極悪令妃は孝儀純皇后ウェイギャ氏に追贈されてるの、腹立つわー!
(いやいや、ドラマだから落ちつけ自分w)


「瓔珞」と「如懿伝」は、ヒロインの描き方がまったく逆。
知恵でのし上がっていく瓔珞より、宮廷で生き延びることに徹した如懿のほうが好きだ。

凌雲徹も李玉もイケメンで誠実で、大好きだわ



「朝廷や後宮では権勢や寵愛を巡り争いが繰り広げられているが、
如懿は寵愛も権勢も皇后の位も、一切目もくれなかった。
ただ、陛下への情を貫き、善には善の、悪には悪の報いをと願った。
権勢のために躍起になっていた私と、良心を忘れなかった如懿
どちらが幸福なのだろうか」
86話で皇太后が乾隆帝に言って聞かせたことばが、胸を突く。

言われて少しは心を改めたかと思った乾隆帝だが
如懿のもとを訪れて、本人は歩み寄ったつもりだろうが
「苦労をかけた、だが過ぎたことは水に流せ。忘れよう」
はぁ?
まあね、天子様ですからね・・・
でも、ひとりの男として、夫として、それはどうなの。



如懿が乾隆帝に問うた『蘭因絮果”(ランインジョガ)』ということば。
その意味は、"咲き誇る花も散る、人の愛情も花と同じ”
言われて書いてみる乾隆帝 知らんかったのかw

「昔は悲しい言葉だと思っていたけど、今はよくわかる」
そう言って、昔を偲んで夫の背中を見送る場面、
如懿の心を想うと、切なくてやりきれなくて泣いたわ。・゚゚ '゜(=TωT=) '゜゚゚・。

緑梅の青桜(如懿の若いころ)が、とても愛らしい


大切なものを失ったことに、あとで気づいても遅いんですよ、クソ乾隆帝よ。
自分にもよく言い聞かせておくことにする。




音楽もとても素敵で、この曲は何度聞いても泣ける。
《如懿传(如懿伝)》オープニング主題曲 「沈香流年」

 ↑ youtubeで見てもらえると、概要欄に日本語訳があるので、しみじみとして欲しいw


《動画が見られなくなったので、日本語訳を載せます》

笙簫遠去燈火稀微 憶往昔竹馬青梅 蒼茫歲月舊事難追 用一生存真去偽
華やいだ日々も今は昔 胸に浮かぶは幼き頃の貴方 過ぎ去りし日々は戻らない

分不開這雙手捧淚 讓目光清澈相對 也許命中愛與願違 晨風難解宿醉
貴方への想いは変わらぬけれど 両手で瞼を覆い 涙を隠す

誰的淚暗紅了花蕊 蕭蕭風雨苦苦低垂 不願再獨自綻放 來日芳華 晨曦複斜陽
貴方と見つめ合いたいのに 結ばれぬ定めと分かっていても

什麼人深夜裡不寐 坐守秋風吹透宮帷 一縷執念鎖在情關 回首似夢如煙
諦めきれず 酔いを重ねる 落涙に滲む鮮血は 嵐に翻弄される花びらのよう

分不開這雙手捧淚 讓目光清澈相對 也許命中愛與願違 晨風難解宿醉
希望も喜びも見失ったまま 空しく歳月が流れた

誰的淚暗紅了花蕊 蕭蕭風雨苦苦低垂 不願再獨自綻放 來日芳華 晨曦複斜陽
独り寝の我が身を 冷たい秋風が吹き抜けて行く

什麼人深夜裡不寐 坐守秋風吹透宮帷 一縷執念鎖在情關 總是沉香流年
断ち切れぬ情を抱いたまま 空蝉の世を揺蕩うだけ

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