AORな日々をあなたに

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Karla Bonoff/KARLA BONOFF(77)

2008-08-06 23:57:10 | CD紹介
  1. Someone to Lay Down Beside Me
  2. Can't Hold On
  3. Lose Again
  4. Home
  5. Faces in the Wind
  6. Isn't It Always Love
  7. If He's Ever Near
  8. Flying High
  9. Falling Star
  10. Rose in My Garden

 ライナーノーツなどによるとカーラは1952年ロサンゼルス生まれ、ロスのフォーク・クラブに出入りするうちにケニー・エドワーズ(本作含め多く彼女の作品のプロデューサー)やアンドリュー・ゴールドたちと知り合いました。この3人にウエンディ・ウォルドマンを加えた4人は、ブリンドルというグループを結成、結局1枚のアルバムを出しただけで解散したグループでしたがその後も、彼女のよきブレーンとして交流が続いたようです。

 その間、彼女はリンダ・ロンシュタットを初めとする多くのアーチストに曲を提供し、ソングライターとしての地位を確固たるものにします。特にリンダへの提供曲が有名で「涙に染めて」や本作の1.3.7、それにリンダとアーロン・ネヴィルのデュエットで全米11位となった「ニューワールド」などがあります。

 そして本作は、77年に盟友ケニー・エドワーズやグレン・フライ、J.D.サウザーらのサポートを得て77年に発表されたセルフ・タイトルのデビューアルバムなのです

 全篇、シンプルな曲調だけど落ち着いたボーカルスタイルと爽やかな雰囲気が好感度高く、演奏も意外にレベルが高いです。それもそのはずドラムのラッセル・カンケルやベースのリーランド・スカラーら職人が脇を固め、バックグラウンドボーカルにもグレン・フライ、J.D.サウザーに加えてリンダ・ロンシュタットも顔を出しています。まさにウエストコースト・オールスターですね

 前置きが長くなったので、各曲のレビューは手短に。

 1は、ややもの悲しい、重ためのメロディーにハードなギターが印象的な曲です。とてもデビュー第1曲とは思えない円熟したボーカルが聴きモノ

 2は打って変わって爽やかさ満載のいかにも西海岸らしい曲。ここでも印象的なギターが・・・1・2ともワディ・ワクテルが弾いてます。

 3は、カーラのピアノ弾き語りでシットリと・・・。失恋の切なさを歌い上げた名曲でしょう

 6は、竹内まりやがカバーした有名曲です。大学生時代、まりやさんのコンサートで聴いた時の印象が非常に強いまさに私の青春の1曲。アンドリュー・ゴールドの柔らかなエレピの前奏が始まっただけで、もう気分は爽やかな緑の森や抜けるような青空の下へ 少しトリッキーなパーカッションも特徴的ですね。スティーブ・フォアマンがほとんどの曲でクレジットされてます。

 続く7はバラードですが、コーラスの厚みが素晴らしい ここでは。ほとんど全曲でサポートしているケニー・エドワーズに加えてグレン・フライとJ.D.サウザーがB.ボーカル.でクレジットされています。うーん、さすが

 8はカントリーチックな曲ですが、スチールギターの音色が印象的です。Dan Dugmoreとクレジットされています。

 それにしても、好感度100%の傑作アルバムだと思います

 カーラはこの後、当ブログでも紹介済みの「Restless Night(ささやく夜)」(79年)を発表。さらに「Wild Heart of The Young(麗しの女~香りはバイオレット)」(82年)や「New World」(87年)と好盤を発表していきます。幸いこの4枚とも持ってますが、いずれも劣らぬイイ出来です。

 今、一番ハマッテいる女性ボーカリストです

 

 



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