須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月猫は小さなライオン??

2021-01-27 06:01:20 | 猫の物語
花月猫ちゃん達の生態が気になるので、猫系の動物で社会性を持ち、グループ行動するライオンについて調べてみました。以下はフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の「ライオン」に関する記事からです(今回はちょっと手抜きでごめんね👅)。



草原や砂漠まで様々な環境に生息する。20 - 400平方キロメートルの行動圏内で生活し吠えたり尿を撒いて臭いをつけることで縄張りを主張する。

─── フムフム尿でマーキング・・・これははオス猫もしますね。

オス1 - 3頭、15頭までのメスと幼獣からなる群れを形成して生活する。縄張り内では小規模な群れ(サブプライド)で分散し生活することが多い。生後2 - 3年で群れから追い出されたオスは、別の群れに入るまでは同じ群れにいたオスと共同で生活する。オスは基本的に他のオスから縄張り内のメスを守る。

─── 縄張り内でのサブプライドで分散生活・・・かなり近い。少数のオス、メスと幼獣・・・これもかなり近い。巣立ったオスは共同生活しないなぁ・・・オスは一応縄張り内のメスを守っているようです。モフも、そのつもりはあるかもしれない??・・・。

遊牧的な生活を送る雌が新たな群れに加わるのは雄よりも遥かに難しい。群れのなかのメスたちは結びつきが強く、馴染みのないメスが家族ともいうべき集団に加わろうとすることを拒む。

─── そういえば、外から来たメス猫はいないかも・・・。

プライドの行動範囲をプライドエリアと呼び、遊牧的なスタイルをとっている場合、それはレンジと呼ばれる 。プライドにいるオスたちはエリアの外周に身をおき、その縄張りを警戒してまわる傾向にある。

─── これ!そのとおり!!



なぜあらゆるネコ科のなかで最も高い社会性がライオンに育まれたのだろうかというテーマについては幾つもの議論がなされてきた。狩りの成功率を高めるためというのがもっともらしく思えるが、実験などで裏づけられたわけではなくはっきりしない。

─── 花月猫ちゃん達は狩りをせずともご飯が食べられるのに、似たような社会を築いている。これは!すごいね。研究論文にできるんじゃないか?

狩り以外にもいくつもの社会的な行動を見せる。最もよく見られる友愛的な身振りが、頭をすりつけ舌で舐めつけることである。これは霊長類の毛づくろいにあたる。他の個体に頭をこすりつけたり額や首に鼻を寄せたりするのは歓待的な行動で、仲間としばらく離れていたり敵と戦ったりした後にしばしば見られる。オスは他のオスに、幼獣やメスはメスに対して行う。2頭が互いに舌で舐めあうということもよくある。むしろ相互におこない、された側が喜びを露にするのが一般的である。

─── 帰ってきたラビに、ウニ太郎とブラックが頭をこすりつけたり鼻を寄せたりしてました。チビ達や女子達もよくやっています。猫の多頭飼いではしょっちゅうみられる光景ですね。



《結論》
花月猫の社会は野生ライオンの社会にとても似ています。猫とライオン、本当は同じ習性を持っているんですね。住む世界が違うから、習性が違って見えるけど、自然(半自然)なら似たような社会性を示すんですね、ビックリ。

猫の社会性の観察や検証ができる須磨観光ハウス「花月」って珍しいと思いませんか?


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優しい「うし兄ちゃん」~離れていても大好き!

2021-01-26 07:06:48 | 猫の物語
せっかくですから、前回ラビに追われた「うし」の話をしましょう。

「うし兄ちゃん」・・・敬愛をもってそう呼ばせていただきます。「うし」にはコハルやチビ(うしの妹シマ子の子供)のように、のびのびとした少年時代はありませんでした。母親ジジはすぐ弟と妹を産んだので、人間に例えれば「うし」はアダルト・チルドレンだったのではないかと思います。



今は西エリアに住む、弟妹のニャン太・ニャン吉・シマ子の「3縞」と東エリアのクマちゃんを育てたのは「うし」なのです。崖の登り方を教えたり、寄り添って温めたり、兄ちゃんなのにお乳を吸わせたり・・・うしは少年期に、ずっと北側バックヤードにいて、一生懸命子守をしながら成長し、そして巣立っていきました。実はこの「うし」との出会いによって、私は花月猫ちゃん達のファンになりました。

マネちゃんも私も、そんな優しい「うし」が大好きです。だから愛情の証拠に「うし」は首輪をしています。花月猫ちゃん達の中で首輪をしているのは、女帝ビビと優しい兄ちゃん「うし」だけです。

母に替わって忙しかったせいか、父の性格を受け継いだせいか、「うし」はあまり社交的ではなく、今はオス猫として単独行動をしています。ニャン太・ニャン吉は今、西エリアにいますのが、「うし騒動」の時、本当はどちらを応援していたのか?「3縞」の心中は定かではありません。ラビと「うし」は仲が悪いそうです。う~ん、私もどちらの肩を持ったらいいのか、選べません・・・。

「うし」が巣立つころ、マネちゃんはとても悩んでいました。あんなに優しくて思いやりのある「うし」を、危険な野山に放り出していいものかと、「うし」が辛くて危険な目にあったら可哀想だと・・・私に貰ってもらえないかと相談されたこともあります。しかし巣立とうとしているオスの成猫、室内飼いにはもはや手遅れだと思いました。「うし」にはオス猫としてニャン生を送ってほしいと思っています。

おじいちゃんになった「うし」が家に入れるようになったとしたら、その時に考えますね。今では「うし」は全く人のところへ寄り付きません。呼べば用心して逃げてしまいます。とてもとても切なく悲しいのですが、これから数年は「うし兄」がオス猫として成功し、幸せになるのを遠くから祈り、見守るしかないようです。うし・・・いつも大好きだよ!



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ラビとウニ太郎の兄弟船

2021-01-25 11:59:16 | 猫の物語
~波の谷間に 命の花が ふたつ並んで 咲いている~

兄弟船は船村徹先生作詞の演歌、有名ですね。この歌詞って、ラビとウニ太郎の義兄弟の契りそのものです。



ラビとウニ太郎は2匹ともよそからやって来て、花月猫に受け入れてもらった男の子で、ウニ太郎の方がちょっと年上だと思います。2匹ともに元飼い猫疑惑があります。小さいとき須磨浦公園に遺棄された猫だと思いますが、女系・花月猫ちゃん達に気にいられ、運よく西エリアの仲間になることができました。


少年期のラビは白くてほっそりしていましたが、1年ちょっと経って成猫になると外へと巣立っていきました。そして夜にこっそり素早くご飯を食べに帰ってくるようになりました。ご飯だけは帰らないと食べられないのですから、縄張り意識の強い成猫であっても、毎日ではないにせよ、こっそり帰って来て食べなければなりません。そしてなるべく姿を見せず、こっそり出ていくのです。ラビは精悍な顔つきとがっしりした身体に変わって、最近は寒いのもあってか、昼間にもよく帰ってきます。子猫達もラビが好きなようです。ラビもコハルを尻尾で遊んでやったりしています。人好きで私にも懐いてくれているいい子です。

最近時々縄張り荒らし?か、消えていなくなりますが、ウニ太郎は西エリアに残留しました。一度大怪我をしましたが、基本は食べて食べて毛艶も美しく、大きく成長し丸々と太っています。ウニ太郎も愛想がいい子で、お客様から「あの子は毛が綺麗で可愛いねぇ」という声が時々聞こえます。梳きすき好き、清潔好きなウニ太郎、人間も大好きです。

ラビとウニ太郎、時々オデコをガチンと合わせて喧嘩もしますが、小さいときから一緒に育ったせいか、最近では並んでご飯を食べている姿をよく目にしますし、穏やかに一緒に過ごしていることも多いのです。歳の近い成猫のオス猫といっても義兄弟!!どこか割り切れない思いを持っているのでしょう。まさに兄弟船の歌詞のようです。ちょっと拝借。

〽陸に上って 酒のむときは いつもはりあう 恋仇 
けれども沖の 漁場に着けば やけに気の合う 兄弟鴎・・・ 

西エリア男組、常駐にはブラックとモフがいますが、2匹とは全く争うことはありません。時々帰ってくるユキちゃんも平気です。

大きなだみ声が近くの谷間に湧きました!!スワッ事件か??
なんと「うし」がユキちゃんを木に追い上げるという事件が起こっていました。

ユキちゃんが木の上に登って大声で叫んでいるので、西エリアの10匹以上が全員野次馬になって、「なんだ、なんだ」と騒動に参加しました。その勢いに押されて、うしは退場・・・うしは北側バックヤードで育った猫で、去年巣立ちました。西エリアの猫でないためか、ラビ、さらに言えば東エリアのバンとも仲が悪いそうです。私は大好きな「うし」と久々に会えたのに、こんな出会いで残念・・・性格は優しく、弟や妹の面倒見もいい、よくできたお兄ちゃん猫でした。

「うし」への最後の一撃、追い返し確認はラビが決めました。カッコいいです!ちびっ子と女子たちが羨望の眼差しで見守っていました。ウニ太郎は出遅れました。ここは毎日、百戦錬磨の修行をしているラビの勝ちです。

西エリアの結束意識が高いのに驚きました。巣立っても守るべきものがあるんですね。「力合わせてヨ~ 綱を巻きあげる ~」

猫に仲間意識があるのでしょうか、花月猫ちゃん達は何とも不思議です。外から来ても義兄弟、血縁が濃くなりすぎない等、きっと良いこともあるのだと思います。



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ジジの仔猫~花ちゃんのきょうだいだよ!

2021-01-24 08:33:05 | 猫の物語
ジジは北側バックヤードエリアを拠点とするメスの成猫です。
現在の花月猫でよく赤ちゃんを産むメス猫は3匹。

1 女帝ビビ(全エリアで君臨)
2 子育て上手なハナちゃん(南エリア在住)
3 黒猫ジジ(用心深くて怖がりな性格)

猫の救出に成功、九死に一生を得て、今はとっても幸せな花ちゃんはジジの子供です。

花ちゃんのきょうだい(オスかメスか分かりません)「ボブ」が少し大きくなって西エリアに出てきました。脱落しなかった強い子です。ジジとじゃれ合って(?)いたので、遠くから動画を撮影しました。



写真もご覧ください。え??この柄見たことあるよね~、胸の下に△の白いバンダナ模様、これは!バンちゃんそっくりじゃないでしょうか?ボブはバンちゃんの子供かもしれませんね。ボブの黒をグレーに変えたら花ちゃんに似てますか?やはりきょうだい、似てはいますね!!

母親のジジはとても用心深く人馴れしない性格です。ニャン太・ニャン吉・シマ子という西エリアの縞猫弟妹を、母であるジジに替わって育てた「うし」のお母さんでもあります。

花ちゃんの色柄でお分かりのように、黒猫ジジは色々な色柄の子供を産みます。東エリアにはパンちゃんというシャムネコのような子がいます。
一度、もっとキチンと花月猫ちゃん達を分類整理しないといけないようです。。。


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おススメ!!花月「ゆったりのんびり日帰りプラン」

2021-01-22 07:14:04 | 日記
「味と宿 花月」のホームページになぜか漏れているようで残念なのですが、私が好きなプランの一つが「ゆったりのんびり日帰りプラン」です。
花月は昭和レトロな造りですので、お部屋にお風呂やトイレがありません。また、お泊りいただける部屋数も少ないホテルです。しかし、だからこそできることがあるんです!





これまで家族で2回「ゆったりのんびり日帰りプラン」利用しました。一度目は夏の頃の定額利用。旅行気分で過ごしました。お風呂で汗を流し、浴衣に着替えてビールをクゥ~!お刺身や松花堂弁当でのんびりとプチ旅行気分を味わいました。

二度目は母の米寿祝、着物で出かけ玄関やホールで撮影会。部屋のしつらえもお祝い一色、帝王紫のお祝座布団、床の間の掛け軸、置物等も全て縁起のいいものを飾ってくださいました。自分たちが持ち込んだ「88」の風船なども加えると随分とにぎやかな感じです。






マネちゃんの唯一無二の「おもてなし精神」がとても嬉しく、頑張って階段を登った母も大絶賛でした。その後、着物を脱いでお風呂、普段着に着替えて会席料理をいただきました。この米寿祝は特別注文、別料金でアレンジしてもらいました。





さて、花月のお風呂は温泉で2室、時間帯を区切ってカップルやご家族の貸切風呂としてご利用いただけます。タオル・シャンプー・リンスなどのアメニティ、化粧水、ドライヤーなども完備している清潔なお風呂です。

部屋食は松花堂弁当を中心にお値段によってご相談となります。料理と滞在時間、お風呂使用等、詳しくは花月にお電話でお問い合わせください。

  「味と宿 花月」電話 078-731-3751

記念日には慶弔ありますし、お料理にも好き嫌いや予算があります。観光ハウス「花月」の最も優れたところは、お客様それぞれのニーズや予算に応じて、できうるかぎり心のこもったサービスを、個々に考え提供してくださるところです。
先祖代々受け継いできたもの、それにヨーロッパで広く見聞した経験を加えて培われたマネちゃんのホスピタリティは本物です。ホント一瞬で大事なことが分かる方です、凄い!!の一言・・・皆さま、きっとご満足いただけます。ですから、まずはお電話で直接お問い合わせの上、ご予約いただくのが確実かと思います。

土日祝祭日は料金が多少UPしますし、お泊りが混めば日帰り滞在は無理かも知れません。また仲居さんについていただく会席などは、それなりにお値段がかかると思います。特別注文は別料金です。

日が合えば松花堂弁当の村雨(5,000円税別)を基準に、飲み物付きで土日祝でも1万円ぐらい、平日なら8,000円ぐらいで宿泊せずにお風呂を楽しみ、部屋でゆっくりとお食事やお酒を召し上がっていただけます。



山陽電鉄「須磨浦公園」駅までは送迎がありますので、ご連絡の上ご利用ください。マネちゃんには「JR須磨駅まで一日二往復ぐらいできるともっとお客さん来るかも」とアドバイスしてみました。遠くからでもJRでしたらけっこう早いし、須磨駅は快速電車も停まります。

人数や日程により送迎も可能だと思いますので、一度お電話の上、ぜひご利用ください。コロナ禍でも安全な個室でくつろぐひと時、花月猫ちゃん達は玄関下まで送迎してくれるかも・・・機嫌によりますが(笑)猫ちゃん達も「お・も・て・な・し」けっこう頑張ってます!



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