「ある母親からの投稿」
＊ 子供が小中学校の時の対話能力、生活習慣を見ていると心配する点があり、医師の診断を受ける。
＊ 親の記憶によると、その時の医師の判定は、「能力に少し問題があります」という話だけで、詳しい診断書を頂かなかった。
＊ それを聞いた親は、子供が普通の子供だと思い、
何とか同級生に付いて行けるようにと、
クラスに迷惑を掛けないようにと、
手取り足取りと家で子供を指導して、勉強も親が付きっきりでさせた。
＊ その結果、子供は無事に中堅クラスの大学に入学を果たし、色々な検定試験の資格認定も受ける。
＊ 最近になって、過去の病歴を調べる事情があり、昔の診断書を入手した。
＊ すると何と診断書には、知的能力に関する重い判定を医師がしていたことが記載されていた。
＊ 初めてそれを知った時に母親は、知らなかったとは言え、
「私の教育は、子供に過剰な辛い経験をさせてしまったのでは無いか？」
「子供に何と可哀想なことをしてしまった」
と心配し悲しみます。
＊ ただ思い出すことは、もしアノ時に、医師の診断内容を親が正確に認識していた場合、親は最初から勉強を諦めてしまい、子供が大学に行くことは無かっただろうということでした。
そうすると、子供はどんな人生を歩んだのだろうか？
体験した学生生活の良い思い出も、持てなかっただろう。
ということでした。
（感想）
これは私の胸に、非常に響くものが有る話でした。
＊ 何も分からないまま素直に親に付いて行き、自分なりに懸命に頑張ったケナゲな子供。
＊ 過去の子供の辛さを心配し、懺悔する親の愛情。
この親の愛情が有ったからこそ、この親だからこそ、子供は大学まで無事に行けたと思います。
「知らなかった」
という事情は、人間に何と大きなことを達成させるのでしょうか。
「知ってしまうと」人生が激変することが、人には多々有るものです。例では、
＊ 旦那に愛人と子供が居たことを知らずに、２０年間も幸福に子供を立派に育て、好きな生活が出来た。
もし、自分が子供を生んだ時に、愛人の存在を知ったならば、この家庭はどうなっていたのだろうか？
離婚したことは、間違いが無い。では、子供と私は、どんな生活をしたのだろうか？
＊ 何気なく受けた年に一度の健康診断で脳検診を受けた時に医師から、非常に危険な部位に過去に脳出血をして「いた」痕跡が残っていると指摘をされて驚く。
そう言えば、人生を懸けた転職をした時に、偏頭痛に悩まされた時期が有った。
もしアノ時に、脳出血が発見されていたならば、仕事も辞めていただろう。
運良く知らないうちに自分の命が助かっていたとは言え、今の生活を思うと非常に人生の不思議を思う。
＊ 昔からよく知る友人医師の検診で、実は過去にガンになっていたことを知らされ、今は完治していると聞かされる。
家族から告知を止められていたとのこと。
もし、アノ時にガン告知を受けていたならば、気の小さい自分は自殺したかも知れない。人生は分からないものだ。
このように、知ると知らずで大違い、ということが人生には多々生じます。
「人間 万事塞翁が馬」（にんげん ばんじさいおうがうま）
私たちの何が幸いに・不幸に、転じるのかは未知なのです。
以上の話は、私が
＊ 過去生を知ること
＊ 自分の先を知りたがる占いに頼ること
これを反対する理由とも共通します。
人が先入観を持てば、
＊ せっかくの良い機会・チャンスも捨ててしまう。
＊ かってに選択肢を狭めてしまい、人生の幅が無くなる、可能性が消える、人生が悪くなる。
ということに成るものです。
純真に真っ白な心の子供は、何事も恐れずに生き生きとしています。
「未来は白紙である」
という意味を、大人になっても「今の行為がすべて」ということを、死ぬまで胸に秘めて置きたいと思います。
自分はダメだ、という思い込みに注意しましょう。
※ 私は年に一度は、総合的な健康診断を必ず受けます。癌検診も数年に１度は大切だと感じます。
知った上で対応する強さも、人生には大切です。
以上の話も「先入観」を持たないように注意してください。
生かして頂いて 有り難う御座います
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※私の返答は、あくまでも参考意見です。決して、強要はしておりません。ここでの話は、自己責任の上で判断をしてください。
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