今日は重陽の節句と言う事で、菊の菓子でもと思ったが、不要不急に菓子を買いに行くのも、と言う事で、コンビニで菊水を買って、本人評価額が高い?鈴木春信画を肴に飲む事とした。
「これは本物で、お宝に違いない」と妄想を添えて飲む酒は格別。
「自閑は、長生きするよ?」と長寿を言祝でくれる。
🤷🤷♂️🤷♀️
私は、ビール、ワイン、日本酒でも酒の肴はチーズと決めており、QBBベビーチーズも買う。
新古今和歌集にも重陽の節句の和歌
巻第七 賀歌
題しらず 藤原興風
山川の菊のしたみづいかなればながれて人の老をせくらむ
文治六年女御入内屏風に 皇太后宮大夫俊成
やまびとの折る袖匂ふ菊の露うちはらふにも千世は経ぬべし
が有り、後、菊には古今和歌集、和漢朗詠集の
仙宮に菊を分けて、人の到れるかたをよめる
素性法師
ぬれてほすやまぢのきくの露のまにいかでかわれは千世をへぬらむ
菊水は、新潟県新発田市のお酒で、金沢在住の際、東京から帰りの新幹線・特急はくたかで必ず飲んでいた。
唐詩では、
登高 杜甫
風急天高猿嘯哀 風急に天高くして、猿嘯哀し。
渚清沙白鳥飛廻 渚清く、沙白くして、鳥飛び廻る。
無邊落木蕭蕭下 無辺の落木、蕭蕭として下り、
不盡長江滾滾來 不尽の長江、滾滾として来る。
萬里悲秋常作客 万里悲秋、常に客となり、
百年多病獨登臺 百年多病、独り台に登る。
艱難苦恨繁霜鬢 艱難、苦(はなは)だ恨む、繁霜の鬢。
潦倒新停濁酒杯 潦倒(ろうとう)、新たに停む 濁酒の杯
がある。登高は、九月九日の重陽の節句に、家族でハイキング登山して、菊酒を飲んで邪気払いをする習慣のこと。
吟じている間に酔いが回って来た。こうして、古典の勉強は更に遅延する。
😪💤💤
いつになったら、猿簑、八雲御抄、源氏物語、自讚歌が終わるかわからない。
拙句
重陽の菊酒飲んでいびきかな