GIANT KILLING(35) (モーニング KC) [コミック]
GIANT KILLING(35) [Kindle版]
GIANT KILLING(36): モ-ニング [コミック]
いよいよこの時が…!というところで終わった前回。そして今回ジャイキリファンにとって歴史的瞬間がじっくりと描かれていきます…!今回も椿・窪田、そして椿を応援する人々が熱くて、ドキドキな1話でした!!
今回は前半が終わったところから、回想でスタート。調整を続ける椿と窪田。そんな中、コーチが二人にペースアップ=出場する準備をしろと指示を出します。その指示に戸惑いつつつも、二人とも慌てて準備を進めます!どうやら椿だけでなく、窪田にとっても予想外な流れだったようで…。
ベテラン選手達もこの流れには驚き!ですが昨日の練習から納得できると、落ち着いていました。
その後、ブランは椿・窪田に起用された理由を明かします。それはAチームとBチームが拮抗した戦いを繰り広げていたから。
<このギリギリの勝負をずっと見ていたい
そう思ってメンバーを入れ替えるのをやめたんだ>
ブランはそう、椿と窪田を評価。どうやらAチームに入れない=試合に出られないというわけではなかったようです。
いきなり起用され、戸惑う椿・窪田でしたが、ブランはそこに関しても、代表というのはそういうものだと、ぶっつけ本番でも問題ないとフォロー。周りの選手がいれば大丈夫だとアドバイスをします――
<だから君達は
昨日のように
ただ思いっきりプレーしてくれればいい>
その言葉に「ウ…ウスッ」強く頷く椿、相変わらず「あー…はい」と気の抜けた感じに答える窪田…。二人共いつも通りな感じで安心しましたー。
そして椿・窪田の背中に手をつけ、ピッチに送り込もうとするブラン。ピッチは「世界」なんだと、二人に語りかけ、二人をピッチに送り出します――
<さぁ…世界に飛び込んで
君達の運命を切り開いてこよう>
そうして椿・窪田の背中を押して、ピッチへ送り出すブラン。ここの絵がブランの暖かさを感じられて、とてもじんわりしました。監督について、また考えてしまいました。
ブランの代表という場所は、どういう場所なのか?という話も重みがあって良かったですが、最後のセリフがなんだかロマンチックでまた良かったです。
椿が遂にピッチ入りする瞬間を、熱く見守るOKKOのコータ達!!俺が育てた感がしてニヤリ。応援すると、ついそうなってしまいますね。後ろで応援する山さん親子がまた良い味を出してて癒やされました。
椿一家でも椿のA代表デビューに興奮!椿父は興奮していましたが、椿母は落ち着いていました。
ETUクラブハウスでも、椿の出番に興奮!会長・笠野さんも今までの道のりを思い出し感慨深い気持ちになっているようです。
そして達海も静かに
ピッチに踏みだそうとする椿を見守っていました――
達海はもっと余裕で構えていると思いましたが、達海も達海で何かくるものがあったのかもしれません。もうこのシーンだけで泣けてきました…。
そうして見開きで椿・窪田投入の時が描かれます!
ジャイキリファンにとって歴史的瞬間です!ピッチ入りする前、言葉を交わす窪田・椿。二人共緊張しているのは確かでしたが、二人なら大丈夫と落ち着いていました。
「けど…大丈夫
窪田(クボ)ちゃんが一緒だし
ワクワクの方がギリギリ勝ってる」
「わはっ 僕もだ」
初期の頃の椿ならこういうシーンできっとガチガチしていたと思うのですが、この辺のシーンの椿はあの頃から考えられないくらい自信に満ち溢れた表情をしていて、成長したな…とまた実感しました。トラウマか試練を乗り越えた後じゃないか?と感じるほどに。それも窪田の存在あってなのかも。
そして椿の言葉に、窪田も同調!
そして手をパンッと、心を通わす椿と窪田
熱すぎます…!
このシーンがまたセリフがなく、じっくり描かれていてグッときました…!窪田もここにいて、本当に良かったです…!
交代の瞬間、アレックと窪田。アレックは先輩らしく伸び伸びやってくるんだよとアドバイス。それに対しまたあの受け答えをする窪田、ブレません…!
椿も桐生と交代!ETU関係者が達海以来のA代表デビューだと、みんな熱く見守ります!!有里がこの時点で涙ぐんでいて泣かせます…。後藤、ETU選手達、椿一家、OKKO、校長や先生達、山井、藤澤さん、そして最後に達海!!
「イースト・トーキョーユナイテッドの
椿大介が今
A代表のピッチに入りました!!」
「行ってこい」
最後に落ち着き、不敵な笑みを浮かべている達海で、興奮で読んでいて倒れそうになりました。やっぱりここで達海…!
その後、見開きで
椿がピッチ入りするシーンが
広々と描かれてました!!
今回最後はピッチを駆け出す椿・窪田、試合を見据えるウルグアイ監督・ペーニャ、試合のキーマンになりそうな花森が出ておしまい。今回も非常に熱い1話でした!!
前回同じようなことを書いたから、今回書くことないかなと思っていましたが、大きな間違いでした!!書きたいこと、たくさんありました。椿を取り巻く人々一人一人の気持ちを考えていくだけで色々書けそうです。全員書き出すと気力がなくなるのでやめておきますが…。ここまで多くのキャラに感情移入できるほどに、ジャイキリは広い作品なんだと感じます。
今回はその中でもブラン・窪田・達海の存在を大きく感じました。窪田は登場した頃は、まさか椿とここまで仲良くなり、支え合う関係になるとは思いませんでした。椿一人の頑張りだけでなく、周りの人々の頑張りや後押しが、ここまで椿を押し上げた、そう実感する1話でした。
ではまた次回に!
・TB先
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