これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

クリスマスカードの使い道

2020年12月13日 21時23分06秒 | エッセイ
 今年は両親をはじめ、親族と一緒に祝うクリスマス会がない。新年会もない。
 コロナ感染者数が増えている昨今では、やむを得ないと思う。
「あ~あ、クリスマスらしいこと、したいなぁ」
 今年は義母が亡くなり喪中だが、クリスマスには関係ない。ひとまず、職場の机に小さなツリーを飾った。その日に限って職員が倒れ、救急搬送されたり、教員の言動に不満を持った保護者が面談を求めてきたり、というイレギュラーなこともあったけれど、たまたまであろう。
「おっ、クリスマスカードだって。いいねぇ」
 得意の生協カタログから商品を選んだ。



 両親に送るにはちょうどいい。
「赤と緑、どっちがいいかな」
 実のところ、1つあれば十分なのだが、このカタログでは2つでワンセットになっていたので、強制的に両方買う破目になる。
「赤にしよう」



 メッセージを書く欄が小さいと、もらう方は物足りないかもしれないが、送る方は楽だ。チャチャッと仕上げて封筒に入れる。あとは、コーヒーや日持ちのするクロワッサン、お菓子などを箱詰めして、一番上に封筒を載せる。ガムテープで封をし、宅配便で送れば、翌日には両親の家に届く。
 何とお手軽な時代になったことか。
 さて、緑のカードはどうしたものか。
「よし、開いてみよう」



 ちゃんと、立体的なツリーになるのだ。さすがに、折り目をつけたカードを他人様に送るのは憚られるので、これは我が家のインテリアに。ただし、紙なので風圧に弱い。デブっちょの夫が、体積にものを言わせて突進してくると、つむじ風が舞って倒れそうだ。
「食卓に飾ろうかな」
 これは正解。風に煽られることもなく、ツリーは静かに食事風景を見守ってくれる。
 クリスマスイブまであと10日間。
 醤油やマヨネーズを飛ばさないようにして、素敵なおうちクリスマスにしなきゃ。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (10)
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