これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2020 今年の漢字

2020年12月20日 22時13分03秒 | エッセイ
 12月14日に発表された今年の漢字は「密」であった。
 やはり、コロナ禍を反映したものになったか。振り返ってみると、年明け早々の1月は海外のニュースとしてとらえていたが、2月上旬にクルーズ船内での感染が報道されて以来、急速にウイルスが接近してきた気がする。3月には私の職場にもテレワークが導入されたし、手洗い・マスクの励行、体調の悪い人は職場に来ないなど、感染防止に明け暮れた一年となってしまった。
 そんな2020年にふさわしい、今年の漢字を考えてみる。
「そうねぇ、『家』かな」
 今年は本当に出かけなかった。ジムをやめ、美術館や観光地にも行かず、土日はひたすら自宅で料理や映画、自己啓発に励む。家族旅行も外食も一切なしだ。外食産業や旅行業の方には悪いけれど、万一、感染したら職場や家族に申し訳ないから、できるだけウイルスに近づきたくなかった。
 家の中でも、タオルやコップを共有しない、室内の換気を行う、部屋の中では距離をとるなどに気をつけて、せっせと感染防止をしているのだから、自分でも真面目だと思う。
 わが家は決して広くないし、片づいてもいないのだけど、居心地は抜群だ。使い慣れた家電は働き者で、私の代わりに洗濯をし、ゴミを吸い取り部屋をクリーンにしてくれる。スイッチひとつでエアコンが稼働し、夏は涼しく冬は暖かく迎えてくれる。加湿だってバッチリだ。家事の合間、気分転換にいれるコーヒーはマンデリンフレンチ。苦みの中にも甘味があり、チョコレートやバニラアイスと一緒にいただくことが多い。
 手の届く場所に本があり、誰かとつながりたいときはパソコンを立ち上げる。眠くなったらフカフカの布団でウトウトし、旅行の夢を見るのも悪くない。ときどき、持ち帰り仕事もするけれど、職場よりも効率よく進み、終わったときの達成感は格別だ。
 今日のランチはピザにした。オーブンが35度をキープし、生地を発酵してくれるから、粉を混ぜて丸めれば待つだけでいい。あとは、手作りピザソースを塗ってトッピングを載せ、250度で焼くだけ。外はカリッ、中はフワッのピザができた。



 ……お好み焼きに見えないこともないけど、これでもピザなんです、ピザ。
 ああ、家はいいなぁ。
 with コロナはまだまだ続きそう。
 もっと我が家と仲良くしなきゃ。


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コメント (8)
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