のらさんのうだうだ日和

ドラマ・映画の視聴率情報中心

「わたしたちの教科書」の話10

2007年06月18日 12時05分01秒 | 2007年04月期ドラマ
木曜劇場「わたしたちの教科書」 {オフィシャルサイト} 第十話・「少年の立つ法廷」(視聴率12.1%、平均視聴率11.09%)

熊沢茂市(佐藤二朗)の証言により大きく原告側に傾いた裁判の行方。
しかし学校側は、この場に及んでもイジメを存在を認めず、イジメの主犯格とされた兼良陸(冨浦智嗣)は、その親や瀬里直之(谷原章介)によって法廷に立たされる事になる。

吉越希美(酒井若菜)「生徒から、藍沢さんのイジメに関して質問が出たらどう答えれば良いでしょう?」
加地耕平(伊藤淳史)「副校長のご指示に、変更はありませんでした。」
大城早紀(真木よう子)「これまで通り、イジメは無いと…」
吉越「でも」

こいつら、自分の頭で考えられないのか?
八幡大輔(水嶋ヒロ)「では熊沢先生は、嘘を付いたと言うんですか!?」
加地「…」
大城「…」
戸坂篤彦(大倉孝二)「どっちが本当の事を言ってんのか、生徒が一番良く知ってんだ!誤魔化したら直ぐバレるぞ!」

いつに無く強気だねぇ。この間まで、ビクビクしてたのに!

熊沢「加地先生。」
加地「はい。」
熊沢「山田加寿子は、今日も欠席ですか?」
加地「…ええ。ご両親に連絡は取ってるのですが、都合が合ってとしか。山田がどうかしたんですか?」
熊沢「あなたは、副校長を信頼なさっている。しかしあなたは山田の担任だ。知って置くべきだと思います。」
加地「何をですか?」
熊沢「山田加寿子は、3年3組の生徒達から、イジメられてるかも知れません!」

加地は山田の担任だから、真っ先に気が付かなきゃいけないのに。しかもあれだけアプローチを受けていたのに…。

積木珠子(菅野美穂)「彼女が教室で何て呼ばれていたか知ってる?」
加地「…」
珠子「山田カス子よ!」
加地「!」
珠子「彼女をイジメていたのは、兼良陸、本多雅樹、須藤彩佳、山西麻衣、ただ黙って見ていた生徒を含めれば、全員よ!」
加地「…」
珠子「ポーちゃんねえ、転校する事になったわ!」
加地「!」
珠子「彼女、勇気を出してご両親にイジメられている事を伝えたの。立派なご両親よ!彼女の為に、隣の市に引っ越す事にしてくれたの!その意味が分かる?」
加地「…」
珠子「事実確認も話し合いも、犯人捜しも、何もしない。ただ今すぐ、あの学校離れる事にしたの。彼女のご両親は、学校を見放したのよ!」
加地「…」
珠子「今、あなたに出来る事は、近ぢか彼女のご両親が持ってくる転校届を、受け取る事だけよ。」
加地「…」
珠子「遅かったの!間に合わなかったの。」
加地「…山田、…山田!」
山田加寿子(鈴木かすみ)「昔読んだ絵本の主人公は、アカプルコに転校しました。あたしも転校する時は、絶対そういうのが良いって思ってたけど、フッ、現実は電車で一本の隣町。それだけが残念でなりません!さよなら、先生!」
加地「ゴメン…ゴメンな!」

加地は、珠子の責めに何一つ答えられず、良く会わす顔が無いとか言いますが、ポーには顔すら見せて貰えず。
まっ、しょうがないね!

法廷に立たされ、嘘を付かされた兼良陸。反対尋問を行わなかった珠子。
珠子「ぎまんね!」
瀬里「何が?」
珠子「イジメは一人でするものでは無いわ。その場にいた全員が、罪の意識の無い、傍観者と言う加害者なのよ!今頃皆、安心しているはずよ。責任は兼良陸一人が取れば良い、自分達には関係ないって!」
瀬里「何が言いたい?」
珠子「兼良陸をかばう気はないけど、彼一人をスケープゴートにする気もないわ!」


藍沢明日香の兼は、あるいは加地には責任はないのかも知れないが、ポーや兼良陸の担任という責任は重いでしょう。
裏を返せば、責任の無い藍沢の兼では走り回ったのに、ポーがイジメられていた兼では、調べようともせずに教師を辞めようだなんて、虫が良すぎると思う!
加地「残念ながら山田さんは、ご両親の都合があって、お別れの挨拶には来られないそうです。皆も寂しいと思うけど、山田さんは皆との思い出を胸に、新しい学校でも頑張ると言っていました!」
嘘つき加地!
雨木真澄(風吹ジュン)は、間違っていても考え方は曲げていない。コロコロと態度の変わる加地は、いわゆる蝙蝠なんだよね。
いずれ、誰からも信用されなくなる!
そして、雨木副校長の息子の音也(五十嵐隼士)が動き出した。
久々にちゃんと登場した仁科朋美(谷村美月)は、音也に危険なモノを感じ取ったのでしょうかね?

珠子「兼良保さんの買春行為を告発したのは、息子さんなのかも知れません!」
兼良陸の父親の買春が公になった。
警察官が買春行為、その息子はイジメの主犯格。(ついでにアホな母親!)マスコミの格好のターゲット!
と共に、イジメのターゲットにもなるんだね!
陸「クラスの誰かがやったんだ。」
珠子「今度は、あなたの番なのね。」
陸「そうだよ、今度は僕がイジメられるんだ。嬉しい?良かったじゃん!これで良いんでしょ?こうなって欲しかったんでしょ?相沢さん達をイジメた罰を受けたよ!もうお終いだよ。僕はもうお終いだよ!」
珠子「お終いじゃないわ!投げ出す事は、罰を受ける事じゃないわ!思い浮かべてみて、生きられなかった人の事を。思い浮かべてみて、彼女がいつか着るはずだったセーターの形を。彼女がいつか食べたかも知れないケーキの甘さを。いつか見たかも知れない夕日の色を。いつかしたかも知れない恋の事。いつか見たかも知れない夢の事。思い浮かべてみて、それは全部失われたのよ!永遠に失われたの。だから覚えていなきゃいけないの!彼女がいつか、誰かが覚えてなきゃいけないの!あなたは生きなきゃいけない!彼女が生きるはずだった未来を生きなきゃいけない!あなたがした事は、私もした事よ。私たちは同じ荷物を背負って、彼女が生きるはずだった未来を歩き続けるの!陸くん、もしもあなたにそれが出来るなら、そこに私もいる!」

泣きじゃくる陸。大馬鹿野郎だ!
そして、もう一人の大馬鹿野郎!
珠子「加地!別にあんたが教師を続けようと辞めようと、あたしは知らないわ。だけどあんた、いつか言ったわよね。私のしている事は、ちゃんと明日香に届いてるって!いつも思うわ、これで良いのか?私は私に厳しくあるか?あんたも同じだと思う。明日香は見てる!ちゃんと見てるわよ!」
加地の「…」は省きました。だって、喋らないんだもん!

加地「皆から!」
加寿子「結局、妄想してたんだ!加地先生は実はスーパー先生で、きっとあたしの事を助けてくれるって。」
加地「山田!」

今夜が山田!?
加寿子「私の妄想はまだ続いているよ!20年後、見知らぬ町で私と先生は再会する。その時私は店を開いてて」
加地「店?」
加寿子「ランジェリーショップ・サイコ!とか!スナック・チェンソーとか!」

ランジェリーショップ・最高ー!…ちゃうの?
しかし、ランジェリーショップのポーにどうやって加地が合うねん!?
加地「怖いね。」
加寿子「あたし再会した先生に言おうと思ってた。あんたまだ先生続けてたんだ!まだ先生続けてたんだ。向いてないのに良く頑張ったね!って。」
加地「山田!」
加寿子「先生!あっち向いて!」
加地「えっ?おっ!山田!」

ポーの膝カックン!前からやりたかったんだろうね!
加寿子「バイバーイ!」
ポーが限りなく優しいのは、いろいろ妄想しちゃうからなんだろうね!
でもこれで加地も簡単には教師を辞められなくなった。

雨木「重要なのは勝つ事ではありません!学校を守る事です!残された生徒達を守る事です!イジメを認めれば生徒達が傷付きます。学校が壊れます。」
雨木副校長の全ての発言は、音也の死傷事件へと繋がる。
悪いイジメっ子は、僕が処刑する!
だから学校にイジメがなければ、誰も傷付かない。
イジメを認める事は、イジメている人間への裁きへと変わるから?
音也が最後に処刑するのは、ひたすらイジメを隠す副校長なのか?それとも自分自身なのか?
取り合えず今は、兼良陸が標的みたいです。
そして次回、雨木副校長が証人として立つ。

【参考:6/14(木)】
まるまるちびまる子ちゃん…8回11.5%、平均10.56%
木曜時代劇・夏雲あがれ…9.5%
木曜ミステリー・その男、副署長~京都河原町署事件ファイル…最終回14.1%、平均13.48%
夫婦道…9回14.3%、平均13.82%
木曜ドラマ・ホテリアー…最終回9.1%、平均8.57%
孤独の賭け~愛しき人よ~…10回5.1%、平均7.27%
木曜劇場・わたしたちの教科書…10回12.1%、平均11.09%
木曜洋画劇場「ファイアーストーム」…7.4%

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ