いよいよ明日から抗がん剤治療開始。
前回の診察時に説明された事をいまさら復習。
【治療の目的】
早期乳がんでは再発予防が目的。
画像検査ではうつらないような微小な癌を薬物療法で制御する事に
【治療内容】
TC療法では、抗がん剤のドセタキセル(T)
【治療手段と期間】
方法:D:DOC(DTX)ドセタキセル75㎎/㎡
C:エンドキサン600㎎/㎡
3週間に一度点滴で投与を行い、
3週毎、計4回投与。
点滴後3日後にジーラスタ皮下注射(
あるいは点滴当日にジーラスタボディーポッド(
【効果】
早期乳がんの術後アジェバントとして行われたUS Oncology9735試験において、
TC療法×4サイクル投与群における7年無浸潤生存率81%、7年生存率87%と報告される
【副作用】
■アレルギー
ドセタキセル療法ではまれに強いアレルギー反応がおこる。
投与中に息苦しい、胸が苦しい、発疹、搔痒感、
■脱毛
投与開始から2週間ほどで脱毛開始。1~2か月で頭髪はほとんど
治療後6か月程度で短い毛が生えてくる場合が多いが、
(脱毛を予防する薬や方法なない)
■白血球減少
抗がん剤が、骨髄(血液をつくる工場)を制御し、
→37.5度以上の熱を出した時には抗生剤「クラビット(
※飲み始めたら3日間内服を続ける(3日目に解熱しない場合は、
→白血球が減るのを防ぐため、ジーラスタ皮下注射、
※この薬自体にも、骨痛(骨盤・背骨などの痛み)
→「カロナール(アセトアミノフェン)や「ロキソプロフェン(
■吐き気
吐き気や、食欲低下がみられる場合は、
■浮腫(むくみ)
ドセタキセルに特徴的な副作用。
アレルギー予防のために使うデキサートにはむくみを抑える効果も
症状が出現した場合には担当医に相談。→
■疲労感(倦怠感)
だるい、重い、疲れやすい、といった症状がでる。
睡眠や休養を十分とる事。
■筋肉・関節の痛み
ドセタキセル投与数日後に、肩や背中、
症状は一時的で数日後には回復。症状がひどい場合は(
■しびれ
点滴の回数が増えるにつれて、
■爪の変化
爪が黒く変化したり、ひどいときにははがれたり、
■皮疹・皮膚炎
手足、顔面に皮膚症状が現れることがある
■涙目
涙が多くなる事がある。異常を感じたら医師に相談
■月経・生殖機能への影響
→抗がん剤は卵巣の機能を低下させるため、月経周期が乱れ、
→通常より早く閉経した場合は、骨粗しょう症のリスクが高まる
→閉経前の場合は、治療開始後に更年期症状が出る可能性あり
■その他の副作用
→発疹・粘膜の炎症・味覚の変化・便秘(下痢)皮膚乾燥・
まれな副作用としては、間質性肺炎、ニューモシスチス肺炎(
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