道草

一人でため息つきたい時もあるでしょ

酒屋のその後と大阪都構想(6)

2014-05-13 04:49:09 | 雑感
物、て風化するんだよ。「故障」の貼り紙は、その後、誰に剥がされることもなく、何ヵ月も貼られっぱなしだった。でも、白い紙は汚れて、黄ばんで、ヨレヨレになり、段々とシャッターの面から浮き上がって、一部が剥がれて、いつの間にか、なくなってしまった。哀愁…。
ラーメン屋の左隣は、元、小さな食堂で、酒屋のおっさんが廃業する何年も前から廃業し、店の枠が残っているだけの空き家だった。
これで、二軒続けて店は空っぽ。壊されもせず、店の名残だけとどめて、夕方になっても明かりは灯らず…。
二軒も空き家になったのに、「貸店舗」の告示はないし、工事を始める様子もなく。道に灯りが消えたまま、侘しいままに放っておかれて。
土地の所有者が誰なのか、は知らない。個人なのか、不動産屋なのか、きっと、次の誰かに貸すつもりはなかったんだな。

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