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音楽大好き男の徒然なる日記

アニメ版「銀の匙」第1話を、改めて観て…

2013-07-19 | 日記
コミックス販売累計1000万部という驚異的人気のマンガ「銀の匙」が
アニメ化されると聞いたのは3月ごろだった。
アニメ版イメージイラストが発表されたのが4月頃。
放送当日の新聞朝刊を見たら、しっかりテレビ欄にアニメとコミックスの宣伝が…
さまざまな鳴り物入りで盛り上がってきたアニメ版が、11日(木曜)深夜に放映が開始された。(フジテレビです)

本放送のほか、録画したものも改めて観てみた感想としては…
まず、アニメ化の価値は大いにあった。
先進国として自給率のあまりの低さ、家族単位での農業が高齢化や経営面や離農でもはや限界に達しているだけに、新世代に第1次産業を見直してもらう絶好の機会だけに、その価値はあった。

しかし、「ハチクロ」「のだめカンタービレ」「坂道のアポロン」などの高レベル作品が生まれた時間帯の作品としては、まだ希望レベルに達していないのでは?、
自分としてはもっと高いレベルにまで出来るのでは…?、というのが正直な感想だ。
点数は、100点中60点です。

まず、オープニング&エンディングテーマ+BGM音楽の存在が軽い!
「ルパン三世」「ハチクロ」「坂道のアポロン」の音楽全般が良かっただけに、もっとこれだけで訴えるものが欲しい。
BGMは音楽が全然少ないし、一瞬のシーンでも「ジャン!」とかここのシーンにも音楽が欲しいと思うことがあった。
個人的には「ルナサ」「アルタン」などのケルト系音楽や、コミカルっぽい場面にはファンキーなフュージョンなどが合うと思った。

そして、オープニング&エンディングも耳の中を通り過ぎる程度なのが正直な感想だ。
あまりに歌が軽い!
どちらのアーチストもソニー系で、無理やりタイアップを組ませた感じだ。
僕は、主題歌とは、多くのアーチストに原作本や企画書を送って「今度こんな作品を映像化しますので、ぜひ歌を作ってください」と募ったうえで、最もその作品にふさわしいのを厳選するスタイルが正論ではないのか?
旧ポプコンではないけど、「楽曲主義」というやつだ。

最新コミックス(8巻)では野球で一旗あげようと頑張った同級生の駒場が地区予選で敗退し、ついに家族の牧場が離農・学校(エゾノー)も中退してしまうというシリアスな事態となっている。
だから、もっと「生きていく」「前を見つめる」「わかろうとする努力」的な強いインパクトのものが欲しい。
だから自分は5月12日付で、古いけど「俺たちの朝」(松崎しげる)を取り上げてみた。
それについては、否が応でもシリアスな展開になる2クール目に期待しようか。

ビジュアル的には、荒川氏の絵は線が太いからアニメ版もそれを反映して欲しいし、4月初旬の北海道はまだあんなに緑が青々とは茂っていないよ。
スタッフの中には雪国・北国出身がいないんだろうなあ…
(そもそも八軒だって寒いから、学ランの下にパーカー着てるんだべ?)

何はともあれまだ始まったばかり、ゆっくり見届けます。

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