shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

六角精児氏「ローカル線は毛細血管。消えると、まちがともしびを失う可能性がある」(中国新聞)

2023-09-29 | 鉄道
「呑み鉄本線日本旅」でも活躍中の六角精児さんのラジオ番組
NHKラジオ第1放送(R1)「ふんわり 木曜日」が楽しみですが、
そこで芸備線・木次線シンポジウムに参加されていた事を知りました。

その記事でも良いことが書かれています。


中国新聞デジタル 2023年9月23日付記事
「六角精児さん「ローカル線は毛細血管。消えると、まちがともしびを失う可能性がある」
 「国が造った線路、慎重に判断を」」
  https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/364138


「呑(の)み鉄」として知られる俳優六角精児さんは
広島県庄原市で23日あったシンポジウム「芸備線・木次線 魅力を活かす方法を考える」に登壇後、
存廃の議論が本格化するローカル線に寄せる思いを報道陣に語った。
主なやりとりは次の通り。

(聞き手)――シンポジウムに出席しての率直な感想を聞かせてください。

「全国のローカル線の中でも、芸備線は存続に関して割とシビアだと聞いていた。
 そんな中、地元の人たちにじかに会ってお話ができたのは、
 鉄道好きの私としては非常に貴重な体験だった。」

――10月1日から、利用が低迷するローカル線を巡って
  国が話し合いの場に入る仕組みが始まります。

「やっぱり乗ってナンボ。空気を運ぶわけにはいかない。
 ある程度、いろいろ動いていくのは仕方がない。
 ただ、やっぱり住んでいる人たちとしっかり話し合いをした上で判断した方がいい。
 それに、国が造った線路なのだから、
 おしまいにするにしても存続するにしても、慎重に判断をしてほしい。
 一番は住民だと思う。」


――今回、クラウドファンディングでお金が集まり、
 芸備線・木次線について考えるシンポジウムが実現した。
 どのように評価していますか。

「こういった会がもう少し早くできたら良かったのかな。
 芸備線、大丈夫なんだろうかなと僕も思っていたから。

 福島県の只見線などは、関係者や住民の熱意がかなり違う。
 芸備線の場合、横に高速道路が走っている事情もあると思うが、
 やっぱり住民の人たちにもう少し、鉄道のことを考えてほしい。
 そこを伝えたいと思った。」

――JR西日本は、芸備線の庄原市と新見市にまたがる区間について
 「地域のお役に立てていない」
 「大量輸送機関としての鉄道の特性を発揮できていない」と説明しています。
 どうお考えですか。

「移動手段として鉄道をみると、やっぱり他の手段の方が便利だというのが中国地方の特色だと思う。
 それは仕方ない。
 では、それだけでいいのか。

 町ができ上がったとき、鉄道の一つ一つの路線は血管みたいなもの。
 幹線が大動脈なら、ローカル線は毛細血管みたいなもの。
 血を流していないと、そこの部位は死ぬ。
 ローカル線という毛細血管が消えると、
 まち自体がともしびを失ってしまう可能性が、僕はあると思う。
 役目が終わった、果たせていないということだけで廃止していいのか
 という考え方も、僕はあるんじゃないかと思う。」


――熱量を持って話される原動力はどこから来ているのですか。

「旅が好きだから。まだ見てない場所に行きたい。
 1回行ったことがあるけれど違う季節に見てみたい。
 運転免許を持ってないから鉄道で行く。
 やっぱり、なくなってほしくない。」


――シンポジウム参加者からの質問で、
 NHKの「呑み鉄本線・日本旅」で芸備線に乗りに来てほしい、との期待の声が上がりました。

「僕は実際、芸備線と木次線はどうなんだろうと、(関係者に)それとなく聞いてみたことはある。
 まだ色良い返事はもらえていないが、もう1、2度繰り返すことはできる。
 ただ、僕が全てを決めるわけじゃない。
 いろいろな方、制作会社の人たちが合わさって作っている。
 僕のできることには限界があるが、努力はしたい。」

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自分も思いは同じです。

運転免許証は持ってますが、
じゃあ札幌から稚内・釧路・北見まで休憩なしで走れるかと思うと、絶対無理です。
高速バス&物流ドライバーもそれは同じでしょう。


片側一車線の高速道路で出せるスピードはせいぜい時速70kmくらい。
良くそこでも時速100km以上出してるのがいるけど、「スピード違反」ですから!
おまけに法定速度で走ってる前車に「オラアはよ行かんかい!」とクラクション鳴らすのは
交通事故発生のもとです。
そうなると移動だけでまる1日かかりますし、
道内の冬は絶対運転したくありません。
移動なら音楽聴きながら居眠りもしたいと自分は思います。


やっぱり鉄道は有効活用させなければならないです。
中国地方も同じで、広島~松江間を鉄道で宅急便貨物とビジネス観光客を同時に運ぶ
「貨客混載ライナー」
(JR西日本のDEC700形の使用を想定、所要時間約3時間)
 なんてあると絶対便利なはずです。
 (仮名「山陽陰クロネコライナー」「山陽陰飛脚ライナー」
、貨物輸送は広島貨物ターミナル~東松江ORS間 )
で、芸備線(&伯備・山陰線)や木次線(&山陰線)がそのルートになればどんなに良いでしょう。

宅急便会社数社&物流業界全体と広島県(&芸備線ルートなら岡山県、木次線ルートなら島根県も)
&JRTT(鉄道・運輸機構)の共同出資で
「広島~松江全区間時速85~100km対応(脱・必殺徐行)」の線路・路盤&山岳地整備工事をしたり、
もし芸備線ルートで物流業界が
「いっそトンネル掘ってルート短縮(例:高~東城間)工事したほうが格段に速くなるし経費も安くなる」とか
もし木次線ルートなら
スイッチバック区間をループ線化か備後落合~八川間を新規工事しないか」まで発展してくれれば
スピードも価値観も一気にアップするでしょう。
 (逆にスイッチバック解消と木次線全体の高速化工事がなければ、出雲横田~備後落合間は廃止の可能性が強いかもしれません)

あと課題は高速バスの休憩するSA(サービスエリア)に相当する
「峠の茶屋」的休憩駅はどこか?です。
(駅構内にライナー列車乗客を当て込んだ小規模売店&カフェ=イタリアの田舎のバール風、の設置が必要になります。
 撤退しやすいコンビニは除外、JA直売所との提携が有効か)
芸備線ルートなら「東城」、木次線ルートなら「備後庄原」でしょうか。
(すみません、自分の勝手な夢です)


どっちみち、少子高齢化や物流業界・バス業界ともドライバー不足で
ただ高速道路を建設するほうが経費とロスは膨大化するだけです。
今こそ、物流&ビジネス・観光客のために鉄道の再評価が求められています。

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ついでに、
太平洋高気圧のバカヤロー!

梅雨入り以降ずっとこんな陽気・・・
もういい加減涼しくなってくれ・・・


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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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