shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

脳裏にグルグル廻るキスシーンと名曲/I'm Not In Love(1975・10cc)

2022-09-29 | 音楽
嗚呼、良いもの観たぁ💛

アニメ化もされた某コミックの最新話が熱い。

主人公の青年はヒロインが好き。
しかし、自意識過剰でうっとおしく、出会いが最悪の厄介者だったため、
以来彼女は、彼につれない態度を貫いていた。

しかし、彼の自分に対する誠実な態度を見つめ続けるうちに、
だんだん彼への好意を胸に秘めるようになった――――


とあるトラブルに見舞われて、隣室だった彼との距離が疎遠になり、
独りきりの夜の淋しさにふと涙がこぼれ、LINEリストの彼の名前を見ては、ますます彼への思いを募らせる。


そんなある夜、居酒屋で酔っ払ってる彼の姿をLINEで見つけ、
ときめきながら彼のいる店へ足を運ぶヒロイン。

面と向かえば相変わらず斜に構えた態度を取り続けるのに、
店を出て知り合いの子がタクシーを呼びに離れてる間、二人きりになった。


「飲み過ぎよ……ばか…」
道端に酔って眠る青年に苦言をささやきながらも、
あふれた思いがこみ上げて、
「……(好き……大好き…💗)」
彼女は青年に寄り添って、熱い口付けを―――

 おおおおおおーー?🤩
思わずこんな音楽が脳裏を廻り始めた。


1970年代、
イギリスで結成されたバンド「10cc(テンシーシー)」の名曲中の名曲、
「I'm Not In Love 」(1975・アルバム『Original Soundtrack』収録)だ。

サンプリングもDTMもない時代に、ビートルズが試行錯誤した「テープループ」の技法なども使った
非常に凝ったサウンドになっています。

ローランド「D-50」などのデジタルシンセ普及後は
「コーラス(たとえば Ah Choir )」の音を選んで弾けば再現できるんですが。
今は便利になり過ぎたのでしょうか…


How to do Sound on Sound Looping with Cassette and Tape Recorders (テープループの作り方)



歌っているのは男性だけど、女性の視点からすれば
「私は恋なんかしていない、
 だから忘れないで
 それは変なモードになってるから
 私が連絡しても勘違いしないでよ。
 あなたに逢うのは好き、
 でも特別な人なわけじゃない、
 だから連絡しても大騒ぎしないで――
 私は恋なんてしてないわ、ホントよ、だって・・・
 (静かにして、男のひとは泣いちゃダメ…)」
 という内容です。

心はときめいているのに、
サウンドはとってもムーディー(良い雰囲気:和製英語なので注意)なのに
口にする言葉は全然素直じゃない。
まさにこのヒロインの姿そのものの楽曲である。

リンクしたブログのほうにも
「中二病的歌詞。若気の至りよりも幼い、ほとんど小学生」
なんて言われちゃってます(笑)。


10cc - I'm Not In Love (Remastered Audio) HD


「余談」
思えば1970年代のMV(ミュージックビデオ)で、こんなものが多かった気がする。
キーボードの音はFender Rhodesなのに映像で弾いてるのはグランドピアノだったり、
テープループで加工してるのに映像では3人でコーラスしてるなどの「ミスマッチ」ぶりが目立ちます。
これでヘッドセットでも付けていれば説得力もあるのですが。

歌詞と訳詞:「探してたあの曲!」
 https://aanii.net/im-not-in-love/




  映画と関係ない楽曲ばかりなのに
  『オリジナル・サウンドトラック』というタイトルのアルバムです。


まったく、もう。
早く素直になりなさい。

あんまりじらすとファンもその青年も離れるよ?

さて、その作品は何でしょう。
正解は・・・ヒロインが素直になった時に出します。
 (いつ ⁉)


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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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