高畑勲監督のアニメ映画を劇場で観たのはいつ以来だろう?
おそらく「おもひでぽろぽろ」(1991)以来だろう。
さて、感想。
絵の技法に独特のものがあった。
1963年中国で制作された「牧笛」に近い質感を感じた。
その画法に違和感があった為それほどキャラに感情流入はしなかったが……良かったぁ。
深く考えさせられてしまった。
「わたし、捨丸兄ちゃんとだったら……幸せになれたと思う」という姫のセリフ。
……自分もそれに同感だった。
もしも翁(かぐや姫の言う“ととさま”)が彼女を都に出さなければ、幸せになっていたのかもしれない。
彼等は実在の人間と同じように選択を誤り、運命に翻弄されたのだと思うと……深く考えてしまった。
あと印象的だったのが、劇中歌の「わらべ歌」と「天女の歌」。
「太陽の王子ホルスの大冒険」(1968)の劇中歌も印象的だったが、この作品も劇中歌が非常に効果的だった。
サイトを見ると、これは高畑監督が作詞・作曲していたとは! すごい。
久石さんの音楽も、さすがに引き出しが豊かだなあと感心することしきり。
リュート使ってたりタブラが出てきたり、変なオーケストラ偏重じゃなくて良かったです。
ちなみに、製作担当の氏家齊一郎氏(日本テレビ会長)と翁役の地井武男氏はラジオドラマのように声の収録後、映画の完成を前に他界されてしまったのが残念ではありました。
公式サイトは、こちらをどうぞ。
http://kaguyahime-monogatari.jp/index.html
【余談】
ジャニタレじゃなきゃドラマも紅白も作れないのか、日本のメディアは…ジャニーズ中毒患者みたいで情けない。
年末年始の地上波民放も(名ばかり?)芸能人の長時間悪ノリ番組ばかりで嫌気がさす。
そんなものなら、エリック・クラプトンやポール・マッカートニーの来日公演を放送してくれたほうがよっぽど数字(視聴率)が稼げるし、スポンサー企業のイメージアップにもつながる筈だ。
友人も同世代男性もそう思ってる人が多いはずだ。
おそらく「おもひでぽろぽろ」(1991)以来だろう。
さて、感想。
絵の技法に独特のものがあった。
1963年中国で制作された「牧笛」に近い質感を感じた。
その画法に違和感があった為それほどキャラに感情流入はしなかったが……良かったぁ。
深く考えさせられてしまった。
「わたし、捨丸兄ちゃんとだったら……幸せになれたと思う」という姫のセリフ。
……自分もそれに同感だった。
もしも翁(かぐや姫の言う“ととさま”)が彼女を都に出さなければ、幸せになっていたのかもしれない。
彼等は実在の人間と同じように選択を誤り、運命に翻弄されたのだと思うと……深く考えてしまった。
あと印象的だったのが、劇中歌の「わらべ歌」と「天女の歌」。
「太陽の王子ホルスの大冒険」(1968)の劇中歌も印象的だったが、この作品も劇中歌が非常に効果的だった。
サイトを見ると、これは高畑監督が作詞・作曲していたとは! すごい。
久石さんの音楽も、さすがに引き出しが豊かだなあと感心することしきり。
リュート使ってたりタブラが出てきたり、変なオーケストラ偏重じゃなくて良かったです。
ちなみに、製作担当の氏家齊一郎氏(日本テレビ会長)と翁役の地井武男氏はラジオドラマのように声の収録後、映画の完成を前に他界されてしまったのが残念ではありました。
公式サイトは、こちらをどうぞ。
http://kaguyahime-monogatari.jp/index.html
【余談】
ジャニタレじゃなきゃドラマも紅白も作れないのか、日本のメディアは…ジャニーズ中毒患者みたいで情けない。
年末年始の地上波民放も(名ばかり?)芸能人の長時間悪ノリ番組ばかりで嫌気がさす。
そんなものなら、エリック・クラプトンやポール・マッカートニーの来日公演を放送してくれたほうがよっぽど数字(視聴率)が稼げるし、スポンサー企業のイメージアップにもつながる筈だ。
友人も同世代男性もそう思ってる人が多いはずだ。