季節が変わる度毎、着るものがないと慌てふためくのは何故なのだろう。
いえ、クローゼット、箪笥の引き出しにはボロの安物衣料がぎっしりあるのに。
スカート、スラックス、セーター、カーディガンを取り出すが、みんなチグハグでどれをどう組み合わせればいいのだろう。
去年のコーデをすっかり忘れているのである。
若しくは、去年のお気に入りの服を今年着てみるとそんなにいいとは思えなくなっている。
人間は年を取る。二十歳の頃似合っていたものが今も似合うはずがない。その原理が去年の洋服が今年も似合うはずがないという恐ろしい妄想を産む。
それ故にバーゲン漁りに出かけてしまう。
そこで、例えば一組のセーターとスカートを買うとする。一時の満足感は得られるのであるがそのうち落ち着かなくなる。
この新しいセーターを活かすにはもっと別のボトムが必要ではないか?このスカートにはもっとシックなブラウスのほうがいいのではないか?そしてまたバーゲン漁りに出かけてしまうのである。
これを勝手にコーデ地獄と呼ぶ。
ああ、きりがない。大体、オバンの私がどんな格好をしていてもジッと見つめてくれる人は皆無。
物価高騰の折、コーデ地獄からの脱却を図ろうと画策している。
結果、ちょっと気の張る所に出かけるためのプチプラではないワンピース一着。ジャンパースカート一着。後は通勤のためにプチプラのスカート、スラックス、セーター、ブラウス、カーディガン2,3着だけをクローゼットに残す。
もちろん、通勤のための洋服は今までのものをできるだけ活かす。
そして、着ない物は思い切って捨てる。
下手に残すとその洋服に合う物を購入するというコーデ地獄に舞い戻ってしまう可能性があると思うから。
さあ、プランは出来た。後は実行、、、出来るかな。
はてさて、どうなりますか。