100歳超えても毎日大爆笑だがね!

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認知症予防の続きです。

2020-04-29 09:30:00 | 日記
こんにちは!

介護予防住民指導者

カワちゃんです❗️

今日も当ブログをお読みいただきありがとうございます。

2020年(令和2年)2月13日の
中日新聞朝刊1面によりますと

「認知症予備群」の人の発症を遅らせることが期待される新たな予防プログラムを、
国立長寿医療研究センターを中心とする産学連携の研究チームが開発した。
新年度から愛知県と東京都で、四百人を超える被験者で実証研究を始める。
運動・栄養指導や脳トレなどを複合的に組み合わせた独自の内容で、効果が確認されれば国内初。

〜中略〜 

研究名はJ-MINT 、

被験者は軽い認知機能低下が見られる人が対象。

〜中略〜 

2021年度末には結果が判明する見通し。とのことです。

つまり、今のところ日本国内で認知症予防についてのハッキリと統一されたガイドラインは無く、その策定に今(2020年4月)取り掛かったところです。

日本は世界一高齢化が進んでいる国なので確実な認知症予防のガイドラインがすぐにでも必要です。
また一方で日本のみならず高齢化に伴う認知症対策は今や世界的な問題でもあります。

そこで昨年(2019年5月)WHOが初めて認知症予防のガイドラインを発表しました。

早ければ2022年春頃には日本のJ-MINT認知症予防ガイドラインが発表されそうですが、それまで何もせずに待てませんので、

今は具体的にWHOのガイドラインに沿う型で認知症予防をしていきましょう、

WHOの認知症予防のガイドラインの主な内容は、

①運動
65歳以上の成人に対し1週間に少なくとも150分の中強度の有酸素運動、または75分の激しい有酸素運動、有酸素運動は少なくとも10分以上の長さで行う。
(中強度の有酸素運動は少し早足めのウォーキング、ヨガなど、ラジオ体操も有酸素運動ですが時間が短いですね。
激しい有酸素運動はジョギング、エアロビクスなど)
②栄養バランスの良い食事
野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、マメ類、ナッツ類を十分に食べ、野菜と果物は1日に400g以上食べる。
1日に2,000kcalを摂取している人では、吸収の早い単純糖質(砂糖)の摂取を5%未満に、脂肪の摂取を30%未満に抑える。
脂肪の多い牛や豚などの動物性食品を抑え、食塩の摂取量を1日5g未満にするのが理想的。
バランスのとれた食事の例として地中海式食生活を推奨、
穀類や果物、魚、マメ類、野菜、オリーブオイルなどを多く摂り、肉や乳製品を少なくするなど。
③肥満や過体重の人は適正な体重をコントロールすることで認知症のリスクを低下できる可能性がある。
④高血圧のある人は適切な治療を受けるべき。
高血圧は認知症の原因になることは研究でわかっている。
⑤糖尿病のある人は適切な治療を受け、生活スタイルを改善するべき。
糖尿病で血糖コントロールを適切に行わないでいると、認知症のリスクが上昇するという報告がある。
⑥喫煙は認知機能低下のリスクあり、禁煙すべき。
⑦ビタミンB、E、多価不飽和脂肪酸、マルチビタミンなどのサプリメントは認知症予防には推奨されない。(特に認知症リスクを低下させる効果が見つかっていない)
⑧過度のアルコール摂取の人には、飲酒量を減らすか断酒が勧められる。
⑨社会的な関わりを生活の中で持つ。
⑩認知トレーニングいわゆる脳トレは高齢者へ行っても構わないが認知症リスクの低下と関連付ける確実な証拠は無い。

と言った内容です。

全てWHOのガイドライン通りにはできませんが

運動、
バランスのとれた食生活(地中海食じゃなくてもバランスが良ければOK)、
オリーブオイルの摂取(エクストラバージン オリーブオイルを味噌汁やおかずにかけて食べればOK)、
砂糖、塩など調味料を減らす工夫、
高血圧、糖尿病の治療
減酒、断酒、禁煙
栄養素は食事から摂取する、
肥満解消、
社会と関わりを持つ、

以上のポイントを抑えて今日から認知症予防に取り掛かりましょう。

以前のブログでご紹介しました認知症の予防に働く因子と
同じようなポイントですね。

まずはできるところから認知症予防を継続的に進めましょう。

次回はアルツハイマー型認知症になる可能性のチェックのお話です。



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2 コメント

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Unknown (dongorosuboyaku)
2020-06-05 00:52:25
私の母は長く糖尿病で、通院しておりました。
母は大変な甘党でコーヒー飲むのも砂糖大さじ3杯。
300グラムの乾燥小豆炊くのに1キロの砂糖を使う人でした。
万事そんな感じで甘いものを控える人ではなかったので、幾ら病院通ってお薬貰って飲んでも改善されるはずもなく、通院10年目でアルツハイマー型認知症を発症しました。
母72歳の時でした。

認知症になったのは、糖尿病以外にも様々な要因があったのですが、生活習慣が大きく関わっていることは明白だと思っています。

母のことがあるものですから、検診で血糖値が境界域だと言われた時は凄く焦りました。

母のようにならない為にこちらのブログを拝見し勉強させていただいてます。
ご挨拶が遅くなってしまいました。
読み逃げが多いかと思いますが今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
返信する
Unknown (100歳超えても毎日大爆笑だがね!)
2020-06-05 10:32:10
@dongorosuboyaku はじめまして、

コメントありがとうございます!
大変励みになります☺️

糖尿病も生活習慣病なので予防が大切ですね。
欠食をせずに朝、昼、晩の食事を必ずとる、主食の多糖類(デンプン)は白飯で摂取するのが最も血糖値が緩やかに上がりますね。しかし、白飯をついて餅にしたり、お粥にしたりするとカロリーは上がり、消化吸収も良くなるので急激に血糖値が上がります。粉食食品(パン、パスタ、麺類、そばなど)も食べやすく消化吸収も早く急激に血糖値が上がります。
主食のデンプンはよく噛んではじめから量を抑えて白飯を食べるのが最も血糖値が緩やかでしょう。
また、納豆は食後血糖値の上昇を抑制する効果があり、梅干しの成分にも血糖値の上昇を抑える効果があります。
まだ他にも血糖値の上昇を抑える食品はあります。
基本的によく噛んで、ゆっくり食べることで血糖値の急激な上昇を少しでも回避できます。
こうした生活の中での小さな努力の積み重ねで予防するから生活習慣病ですね。
もちろん普段から単糖類(砂糖)やニ糖類(ブドウ糖、果糖)の摂取量を落として、例えば珈琲は甘さより香りを楽しむなど、楽しみ方の気持ちの切り替えも重要ですね。
そして運動ですね。
WHOも日本の医師の方々も
150分/週の中程度の有酸素運動(早足のウォーキングなど)を毎日間を開けず
(20分/日 x 7日)して、適度な筋トレ、長時間座りっぱなしの状態を避ける2時間テレビを見るなら途中何度か立ち上がって体をこそこそ動かすなどを心がけるように推奨しています🤣

プラス認知症予防にはバランスの取れた食事、睡眠、人との会話、家に閉じこもらないで外出するなどを心がければ
100歳超えても毎日大爆笑できますよ!
完璧にやらなくていいですよ、マイペースで、だけど変化を恐れないで、新しい習慣や考え方を受け入れてまずやってみることです😋

私もできるだけ毎日20分ずつ夕方
ビリーズブートキャンプの基礎編やってます筋トレと有酸素運動の両方が入ってます。20分以上は今のところしんどくてできません!

せっかくお母様が見せてくださったのですから、少しずつ生活習慣改善に取り組みましょう!
あなたの次の若い方々もあなたの生き方をきっと参考にしますよ😆

長くてすいません!

今後とも宜しくお願い致します🥺

カワちゃん
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