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私は現実主義者であるせいか、
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「いや〜、昨日までは何もなかったんだよ。
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スピリチュアルとかオカルトの
世界には懐疑的である。
とはいえ、亡き愛うさぎ達が起こした
奇跡を目の当たりにすると、
「わかった。
そんな世界もある(かもしれない)」
と思ったりもする。
しかしながら…どないもこないも
宇宙人やら空飛ぶ円盤、つまりは
UFOの話は、てんで苦手だ。
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私が、
まだこれくらい↓のクソガキだった頃、
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テレビで
「ミステリーサークル」なるものが
頻繁に特集されていた。
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「いや〜、昨日までは何もなかったんだよ。
ところが今朝、愛犬のジャックスが
信じられないくらい吠えるんで、
外に出てみたんだ。いや〜、驚いたね、
一夜にして牧草がなぎ倒されてたんだ。
慌てて僕は妻のエイミーを起こしたんだ。」
とかいう外人インタビュー独特のアフレコと、
バックに流れるエックスファイルの
あの音楽を聴きながら観ていた。
宇宙人やUFOだけでもスケールがデカいのに、
ミステリーサークルなんて
ナンジャソリャの世界だった。
そんなもの、外国でしか
出現しないと思っていた。
ところがどっこい、である。
どっこい、ところがである。
何の変哲もない、いつもと同じ朝。
テレビで見たあのミステリーサークルが
私の家の横にある蒲が群生しているところに、
本当にあの形状で出現していたのだ。
昨日と同じ写真拝借するけど、
ほんとにこんな感じ。
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ちなみに、蒲(ガマ)とは、こんな草。
穂先がフランクフルトみたいなやつね。
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私の身長以上あって、色んな意味で
怖くて、蒲をかき分けて遊んだり
できないところだった。
ミステリーサークルが出来たとき、
初めて蒲の中に入れた。
お見事な円だった。
誰かが作ったにしても、
寸分違わない円だった。
手の込んだミステリーサークルでなく、
純粋な円だったので、「得体の知れない
初心者」が練習に作ったのかもしれない。
蒲の中心から見る風景を
新鮮に思いながらも、得体の知れない
“何か”が作ったと思うと、筆舌に
尽くせない恐怖が襲ってきた。
当時私達は、番犬に相応しい
よく吠える犬を外で飼っていたが、
全く吠えなかったのは何故だろう。
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あんな草村をかき分けるなんて、
何かしら音がするはずなのに、
私達は何も聞こえなかった。
例え深夜に作られたとしても。
それなら、尚更犬が吠えるはずだ。
家族もそれを見ているんだけど、
騒いだのは私と兄だけで、
両親は「誰かのいたずら」としか
思っていなかったようだ。
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不思議なことに、その後のことは
近所の人が見に来たということくらいしか
思い出せない。
今でこそスマホで撮って、SNSに投稿
なんて手段があるが、当時はそんなもの
なかったので、これだよと写真を
見せられない。
もしかすると、一緒に見た兄でさえ
「え?そんなんあったか?」と
言うかもしれない。あんな印象的なもの、
忘れるはずもないと思うのだが、
今度兄に会ったとき確認してみよう。
あの壮大なストーリーだと思っていた
ミステリーサークルが、まさか家の横に
できるとは思わなかったね。
いや〜、あるよ、ミステリーサークルは。
人為的なものか得体の知れないモノかは
分からないけどね。
ではでは、またね。
🐇✨本日の一曲✨🐇
エックスファイルのあの音楽とは、
これのことね。多分、聴いたら
「あー!知ってる!」となるよ。