歩いていこう

2013-08-15 06:55:00 | 日記
お盆、あの世の人は、この世に帰ってくるという。いつか、人は死なないといけないが、死ぬことは今、自分の居るところから、たった独りで、知らない所に行かないといけないということ、それだけは確かなことかも。ふと思う、人がこの世に強い思いを残す時、きっと、この世が気になり、さまようのだろうと。いつまでも、親しい人と共に過ごしたいというのは、誰でも願う。でも、自分の隣にいて欲しいのは誰なのか、自分の隣に来てくれる人はいるのか?などと考え始めるとわからなくなり、誰も自分の隣にはいないと思い、自分が独りのように思われる。自分の席の隣は、どんな人がいいか?そんなことを考えると、しんどい。人の世には、座席があるわけではない。皆、自分のあるがままに、生きている。疲れたら、座ればいい。同じように、休んでいる人がいれば、おしゃべりを楽しんだらいい。もう一度、歩き始めるとき、一緒に行く人がいれば、一緒に行けばいい。私は進む。その時、傍らにいる人すべてが、私にとってかけがえのない人。そうした人の中で私は生きている。一人ではない。必ず、道はどこかに通じ、道を人は歩く。どこかで誰かと出会うだろう。だから、休んだら、歩いていこう。