地蔵盆(夏終わる)

2013-08-25 00:25:47 | 日記
今、私の住む近くには、地蔵盆している町内がある。私の町内はない。そこに住んでいるので、どうすることもできないけれども、本当は、地蔵盆がないのは残念かも。私の小さなとき、私の住んでいたそばに公園があり、そこで、地蔵盆があった。配られたおやつ券をもって、おやつをもらいに行った。じぶんの名前の入った赤い提灯があるのを、何度もみた。寺の坊さんが来て、拝んでいた。紙芝居もあった。さて、何がよかったのだろう?お菓子はもらったけど、そこにいるのは、知らない大人だった。公園で、櫓が組まれ、盆踊りもあった。今思うと、地蔵盆のテントの中にいらした地蔵様は、お一人ではなく、そこらここらの地蔵様だったのだろうか。大きな範囲で、テントを立て、何人もの地蔵様たちにお出ましいただいてたような気がする。
すべてが遠く、ぼんやりとした思い出。私が小学校高学年になる前に、盆踊りはなくなった。地蔵盆のおやつは、いつまでもらいにいったのだろう?私にとって、地蔵盆は裸電球を入れ、明るく灯っていた自分の赤い提灯が誇らしく、大きな数珠を回すお婆さんたちが、御詠歌をあげていて、ちょっとした異空間だった。日の暮れたとき、公園のテントの提灯の回りだけが明るく、暗い公園へ来たドキドキ感と明かりのある安心感とが混ざった。「夕方、早く家に帰らないと、ことり(子盗り?)がくる」と言われこ公園に、地蔵盆の提灯が灯っていた。

秋はそこ?

2013-08-22 06:44:38 | 日記
昨日は、帰りが遅くなった。スーパーの駐輪場の自転車も少ない。「ギーギーギー」とコオロギが鳴いています。たしかに、建物のそばはコンクリートがないのか、草が少し生えている。今年の秋をはっきりと感じました。「もう、秋やなぁ。虫が鳴いてる。」と夫が数日前から言ってたけれども、家の周りで、私が気づいたコオロギの声はほんの小さな声だったので、まだ秋になったと思わなかった。高校野球が終わると、すくに夏休みも
終わる。小学生の私がはいつも、その頃、夏の工作をして、宿題のドリルをして、中抜きのラジオ体操をまた、行って、そして参加賞をもらい、夏休みの天気をまとめて書いて、など、とにかく夏休みの終わりは、大変だった。毎年、毎年、今年の夏こそ、早く宿題を済ませと計画するが、なぜか毎年、夏の終わりには宿題が残っていた。さて、今は?「夏バテしそう…。うまくいけば、少し体重が減ったりするかも。」などと思い、ちっとも減らない体重を見て、「まぁいいか、今年も夏痩せすることなく、無事に乗り切れそう、よかった、よかった。」と自分に言い聞かせている。それにしても、毎日暑い。

秋の満月

2013-08-21 06:10:25 | 日記
日が暮れるのが、早くなったように感じます。上る月を見ると、丸い。カレンダーでみると、21日が満月。一月後が、仲秋の名月 9月19日。今年は 19日か…。息子よ、あなたた誕生日がまた、やってくる。一人前になりかけ、なのかな、と思う。あなたが生まれる前の日、満月?月が本当に明るい夜だった。(少し出血があったので、昼間、病院に行くと、後2、日で生まれるだろう、と言われた。)月があまりに明るいので、夫と外に出た。月の光で、二人の黒い影がくっきりと地面にあった。丸いお腹をした私は、手を上げ、うさぎの格好をした。影はうさぎになった。影のうさぎは、ぴょんぴょんと飛び跳ね、隣の夫の影は笑っていた。何故だろう?ずっとずっと前のことなのに、この月の光の中、私の影のうさぎは跳んでいた。この影絵のような1コマが、私の思い出にある。息子よ、あなたは生を受けたことを、喜び、生きていますか?あなたが私のお腹の中にいた時、私と夫は、あなたに会えるのを本当に楽しみにしていた。そして、あなたは、今、生きている。母は願います、あなたが、あなた自身がこの世に生を受けることができたことに感謝して、自分を大切にして生きていくことを。

カエルさん

2013-08-20 06:13:19 | 日記
暑いけども、夕方、暮れるのが早くなりました。ふと秋を感じます。今年の夏に、庭のカエルはなかなか、姿を見せず、もういないのか、とさみしく思ってました。けれど、この間から、目の目の前に現れてくれ、うれしいです。私が、「庭にカエルいるよ。」と、娘に少し自慢げに教えてやると、「しってるわ、朝出かける時、いるやん」と言う。(あれれ、私が、出会ったのはほんの数日前なのに) うちの庭にカエルが住んでくれるのは、うれしい、歓迎します。そういえば、日曜日に行った滋賀の長浜の安藤家(北国街道、町年寄りの家)には、大きな木彫りのヒキガエルがありました。「(ヒキガエルは、客を引く、客がやってくるように置いてある。頭をなでると、無事帰 ってくることができる」と、効用書き!がしてありました。なるほど、「客をひく」か。なんだかとても、ヒキガエルさんが身近かに感じらしれました。なので、うちのカエルさんと、長浜のヒキガエルさんを、本日は紹介します。

姑は今…

2013-08-18 23:24:44 | 日記
夫と共に、姑のところに行く。ある特養のリビングに姑は座っている。隣に車椅子の方が座っておられる。私たちを見て、先に「○○さん、よく来て…?」と声をかけてくださる。???(はてな?)(何を言っておられるのか???)姑は夫の顔を見て、にっこり「久しぶりやなぁ。元気やった?」と言う。その後の言葉はない。夫も黙って、姑の横に座る。姑の視線は、夫から離れ、ぼーっと前を向く。やっと夫が口を開く。「腰は痛くないか?」(6月頃、姑はしりもちをついて、腰椎圧迫骨折をした。病院にはいったが、慣れた施設でゆっくりした方が良いだろうと、2日程で施設に戻った。)「腰か?そんなに痛くないで。」と姑が応える。しばらく、夫も姑も、言葉を探しているのだろうか、沈黙。やがて、姑が(孫娘の顔を見て)「長い髪やな。きれいな目やなぁ。よく見えるやろ。」という。そして、嫁の私を見て、「きれいな歯やなぁ。」という。お義母さん、あなたは、以前も私にそう言った。それは、とても前だったかも。何でしょう、とても、懐かしい言葉のように感じます。そう、あなたは、私にこのように言ってくれたことがありましたね。もう、たぶん、夫の名前もわからないでしょう。ただ、あなたが大切に思う、会えてうれしい人が、今、あなたの前に座っている。あなたは、今、やさしい顔をして座っている。静かな時に生きるあなた、どうぞ、日々、何事もなく、無事に過ごされますように。この平穏な時が続きますように。