老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》
【バブルによりマラソン効果が拡大され少子化に繋がる】
以前に書いたマラソン効果はバブルにより効果が増幅されています
つまり一時的な管理者枠の拡張
(実際には拡張する必要が無くても余剰利益があったから椅子を増やした)
拡張した枠の削減をしない等の形で、いまだに運営している経営者が多いです
だから部下がいないのに役職就いているような方が大きな企業には散見します
(たいして大きくない企業でも妙な役職者は居ますが同じく椅子があるだけで実際は管理職じゃないから平なのですと言いたい)
役職者を無意味に増やした心理は、妙な派閥形成を行ってグループ内の人数が増えたから増やされた役職です
役職を無意味に増やすような思考の経営者には基本的に経営能力は無いので収益がバブル効果で増えたのだから、役職増やしても良いだろう程度の感覚で増やすのでしょう
そしてバブルが終わり、収益が悪化してきていても仲間内で作った人事構造なので保身・利権の為に役職者を減らさず部下の給与を上げない政策を取ります
こうして無能な経営者による格差社会は誕生したのです
(当然ながら無能経営者は無能だという自覚は無いです)
(ましてや子供の世代に対する正当な労働対価を払わない事が少子化に繋がるなんて、考えの片隅にすらない事でしょう)
当然ながら、仮に子育てにかかる経費は変わらないとしても正規社員が減り派遣などの労働者が増えれば給与水準は低くなります
つまり結婚しても子供の数は経済的な制限がかかるし、そもそも経済的に結婚出来ないと考える人も増加するのは当然です
今の少子化は必然です
少子化はバブルの名残による無能経営者の増殖が主原因です
結婚・出産に対する価値観の変化とかは、低い給与水準での生活を余儀なくされたりした結果と考えるべきです
(子孫繁栄自体は、生物の本能だという事を忘れているのですかね)
小手先の経済対策を今更やっても手遅れです根本が直らない限りは回復しません