老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》
【パターン 伍 理系文系的な要素】
そもそも理系型の思考の人は文系型の思考の人とは考え方が違うのです
一応、以前に傾向を書いている記事も何個か読みましたが読んだ記事の範囲では触れられていない点を追加すると(例外は居るでしょうが)
文系の方は徒党を組みます
何故なら“影響力がすべて”みたいな思考を持っていて、状況から学ぶとか状況に対応して案を考えるとか論理的思考を持たないからです
私の考えでは最も経営者向きではない思考しか持ち合わせておらず民主主義の悪い一面である数の暴力みたいな点を至上主義としています
(様々な政治形態で最終的に民主主義が一番良い事は間違いないです)
なので、徒党を組んだ文系型の人達は、方針の良し悪しよりも
- 味方勢力の拡充(派閥ですね)に力を入れる
- 無駄な役職を増やしてでも賛同者を増やす
- 仲間となった人達(洗脳されたのかな)以外の発言権を持たない人達や反対勢力となりそうな人達が正しい意見を言っても頑張って潰します
意見的な正論が出始める事自体を恐れて集団保身に走るからです
逆に理系は理論(状況分析などによる方針)が正しければ、多少気に入らない相手でも代替え案が浮かばなければ、おとなしく言う事を聞きます
(言い方が良くないかもしれませんが優秀な支配者の言う方針なら従うのです)
(まぁ研究自体にしか興味なかったりする人も多いですが・・・)
こういった思考の違いにより、本来は正しく状況分析が出来る経営者に向いている筈の理系思考を持つ人は経営陣から排除されて行きます
逆に徒党を組む事しか出来ない分析能力等に劣る文系人間の経営者陣が出来上がるのです
(最大の問題は元から理系は少ないって事に加え、話が通じない人達や状況が見えていない人達に詳細まで一々説明する努力が嫌いって点ですけどね ⇒ 私も一緒です)
そもそも理系の人達は理系の人同士(専門の話なら尚更)の会話内に専門用語が入ったりする事が多々あります(お互い解るから問題ないのです)これも文系人間には嫌われますね
先日、長年の友人からの相談話だと製品の精度を計測する機械を買う話で、
理系側(製作者)の説明不足と文系側(経営者)の勉強不足を例え話で説明したらどうですかねって話を提案しましたが
状況に対して必要な物の事を学習しない経営者(文系)と何故こんな事も解らない的な従業員(理系)の構図は典型的ではないでしょうか
(経営者なのだから使っている機械の事くらい勉強するのが正しいと私も思います)
(そもそも自社の基本知識も知らないで何を経営しているのでしょうか)