老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》
【パターン 壱 大雑把な心理的な要素によるもの】後編
前編の続きとなります
次の段階では、話が合う仲間内で(いわゆる派閥ですよね)役職を独占する内部闘争に力を入れる事に熱中する(完全に能力とか経営とかを考えたりする水準ではないのは明白ですね)
最終的に話が合う人だけで飲み会を開いて人事配置を決めるとかになる
こうして初代の経営者が居なくなった途端に傾く(よくある話でしょう)
初代の経営者も大概は手伝ってくれる人を(最初は一人ですからね)探して初期段階を手伝ってくれた人を(特に日本人は義理堅いので)重用します
実際の経営能力は不明でも大きくなるに従って最初の理想からは離れるのです
(私の考えでは初代の引退と一緒に初代世代は、まとめて引退すべきなのですよ)
こうして殆どの会社は(初代がいる間は別かもしれませんが)会社設立から年数を経るに従い管理能力とかマネジメント能力を持たない役職者が大半を占める組織となってゆくのです
(特に顕著なのは、仕事に対する契約ではない年功序列型と初代から家族経営の延長で親戚が管理者とかやっている会社 ⇒ いわゆる設立が同族会社ですね)
同族会社系も基本は管理能力が無いけど取り敢えず人が居ないので同族を管理職的な役職に就けているし優秀な方が入社しても親戚を降格したりする事は絶対にないので、日本的な会社の劣化は非常に早いです
新入社員が一番就職先に選んではいけない会社の場合が多いですので内情をしっかり知ってからにすべきでしょう