横田小学校囲碁クラブ8名
合計25名による交流囲碁大会が行われた。
昨年に続いて二度目である。
さて、当日、何人の参加があるか
楽しみに会場に出向いた。
会場入り口には
西条小のH先生が心配そうにみんなが来るのを待っていた。
「すみません。
今日はインフルにかかった子や
急用でこれなくなった子があり参加は5名です」
「そうですか。
今月はインフルの関係で
囲碁教室もなかったですしね。
心配してたのですが・・。」
同じ理由で横田小も1名の参加にとどまった。
うーん
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そうこうしてるうちに へいちゃん先生が到着。
「先生、かくかくしかじかです」
「ドンマイ、来てる子たちで囲碁を楽しみましょう
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へいちゃんの明るい声に後押しされたかのように
生徒たちの交流が始まった。
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「その手は良かったね。
ただね、こう打つとどうだろう。
大事な石を取れるね
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「そうか
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へいちゃんが人気のある理由の一つだ。
子供たちがどんな手を打っても
まずは褒めるのだ
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「いいよその手
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すると子供達はニコッと笑って
へいちゃんの話を聞けるのだ。
だから心を開きやすいのだ。
「よし
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「はい、お願いします!」
初対面であっても 自分たちを褒めてくれる
お兄ちゃん先生との間に
あっという間に信頼関係が築かれるのだった。
例えば
「ダメダメ、そんなところに打っても何にもならないだろう?」
「こっちに打てば陣地も増えるし、どうしてわからないの?」
「そんなことじゃ勝てないよ、負けるの嫌だろう?」
なんて言葉に心当たりはありませんか
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子供達に早く強くなってもらいたいという気持ちがあだになり
つい、大人は、声が大きくなりがちだ。
まずは褒める。
そして子供たちの心を安心させてやる。
このへいちゃん流が子供のみならず
大人の場合でも、囲碁を嫌いにさせない極意かもしれない
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風もうれしいことがあった。
小学校の顧問のH先生には17級を認定していたのだが
この一年間対局していなかった。
「先生、今日は良い機会ですね。打ちましょうか」
「はい、お願いします」
対局しながら
いろいろ子供たちの現状をお聞きできたことは有意義であった。
「今の子供たちは感が良いですね」
と言ったところ
「確かにそうらしいです。
右脳が発達してる傾向にあるのでしょうか。
ただ長い時間、人の話を聞けないのだそうです。」
「なるほど。
それなら囲碁を勉強するのはとても有意義ですね。」
「そうですね。私もそう思いました。
クラブの子は結構手がかかる子が多かったのですが
この一年成長したように思います
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うーん、嬉しい褒め言葉ですね。
やはり人を伸ばすのは 褒めるのが一番なのかな。
これで風ももう少し伸びそうだ
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対局が終わる頃には
先生の棋力が16級に上がったことも偶然ではないのだ
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これをお読みの学校関係者のみなさんやPTAのみなさん。
今年は皆さんの学校で
親子囲碁入門教室やジュニア入門教室を開催されませんか。
経費はほとんどかかりません。
もちろん
へいちゃん先生と一緒に訪問させていただきます。
関心のある方は
左のフレームにある「メッセージを送る」から
お問い合わせいただければと思います。
是非ご一緒に囲碁を楽しみましょう。
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取材&写真提供 風さん
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