このごろの下島八段と大表四段と長徳三段

「へいちゃん」こと下島陽平八段と富山県出身の大表拓都四段、長徳徹志三段の活躍や富山の囲碁ニュースをお知らせします♪

西部公民館囲碁大会ジュニアクラス

2011年03月14日 | 碁会
高岡市の西条小囲碁クラブ17名と
横田小学校囲碁クラブ8名
合計25名による交流囲碁大会が行われた。

昨年に続いて二度目である。

さて、当日、何人の参加があるか
楽しみに会場に出向いた。

会場入り口には
西条小のH先生が心配そうにみんなが来るのを待っていた。

「すみません。
 今日はインフルにかかった子や
 急用でこれなくなった子があり参加は5名です」

「そうですか。
 今月はインフルの関係で
 囲碁教室もなかったですしね。
 心配してたのですが・・。」

同じ理由で横田小も1名の参加にとどまった。
うーん

そうこうしてるうちに へいちゃん先生が到着。

「先生、かくかくしかじかです」
「ドンマイ、来てる子たちで囲碁を楽しみましょう

へいちゃんの明るい声に後押しされたかのように
生徒たちの交流が始まった。



「その手は良かったね。
 ただね、こう打つとどうだろう。
 大事な石を取れるね
「そうかへー」

へいちゃんが人気のある理由の一つだ。
子供たちがどんな手を打っても
まずは褒めるのだ

「いいよその手

すると子供達はニコッと笑って
へいちゃんの話を聞けるのだ。
だから心を開きやすいのだ。

「よし一局打とうか」
「はい、お願いします!」

初対面であっても 自分たちを褒めてくれる
お兄ちゃん先生との間に
あっという間に信頼関係が築かれるのだった。

例えば
「ダメダメ、そんなところに打っても何にもならないだろう?」
「こっちに打てば陣地も増えるし、どうしてわからないの?」
「そんなことじゃ勝てないよ、負けるの嫌だろう?」
なんて言葉に心当たりはありませんか
子供達に早く強くなってもらいたいという気持ちがあだになり
つい、大人は、声が大きくなりがちだ。

まずは褒める。
そして子供たちの心を安心させてやる。

このへいちゃん流が子供のみならず
大人の場合でも、囲碁を嫌いにさせない極意かもしれない



風もうれしいことがあった。

小学校の顧問のH先生には17級を認定していたのだが
この一年間対局していなかった。

「先生、今日は良い機会ですね。打ちましょうか」
「はい、お願いします」

対局しながら
いろいろ子供たちの現状をお聞きできたことは有意義であった。

「今の子供たちは感が良いですね」
と言ったところ
「確かにそうらしいです。
 右脳が発達してる傾向にあるのでしょうか。
 ただ長い時間、人の話を聞けないのだそうです。」
「なるほど。
 それなら囲碁を勉強するのはとても有意義ですね。」
「そうですね。私もそう思いました。
 クラブの子は結構手がかかる子が多かったのですが
 この一年成長したように思います

うーん、嬉しい褒め言葉ですね。
やはり人を伸ばすのは 褒めるのが一番なのかな。
これで風ももう少し伸びそうだ

対局が終わる頃には
先生の棋力が16級に上がったことも偶然ではないのだ

これをお読みの学校関係者のみなさんやPTAのみなさん。
今年は皆さんの学校で
親子囲碁入門教室やジュニア入門教室を開催されませんか。
経費はほとんどかかりません。
もちろん
へいちゃん先生と一緒に訪問させていただきます。

関心のある方は
左のフレームにある「メッセージを送る」から
お問い合わせいただければと思います。

是非ご一緒に囲碁を楽しみましょう。



取材&写真提供 風さん
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