その様子を広田連合会会長に記事にまとめていただきました。熱い思いも書かれております。
ぜひご一読を
-----------------------------------------------------------------------------------
新春を迎えた富山の碁界は、この大会から幕を開ける。
当日、17名たちの精鋭が集まった。
世話する側からみると、昨年の18名から一人減り、参加者数最少記録を塗り替えており
もっと参加者が増えてほしいところだ。今年の各大会の目標にしているところでもある。
ただ、選手のほうからすると、参加者数はさほど問題ではない。対局数は3~4局、眼前の一局を勝利しながら、
予選を突破することが目標なのだ。
抽選は、時になかなか妙味のある組み合わせになるもので、今回は4人全員がリーグ経験者の重厚な組もあれば、
中学生チャンピオンと高校生チャンピオンが同組になったり、どの組もどなたが枠抜けするか、興味深い対戦が多かった。
で、熱戦の結果、新聞の記事の通り、突破者は、
朝倉隆さん、和田博司さん、内藤亮さん、宮崎勇人さんの4名と決まった、おめでとうございます。
初の出場を決めた朝倉隆さんは「挑戦し始めて25年、念願のリーグ入りすることができました」と喜びを語っておられた。
朝倉さんは、名水塾の塾長として、長年子供たちの世話をされて彼らの成長を見守ってこられている。
それだけにご本人や奥様はもちろんだが、きっとそれ以上に子供たちが大喜びしている様子が浮かんできそう。
「どうだ、やるときはやるだろう。君らも塾長を見習って頑張るんだよ笑」
ハイ!きっと今もまだ「リーグ入りフィーバー」は治まっていないのではないかなぁ。
後日決勝の対戦相手の源さん(一昨年の挑戦者)に会った時に、つい
「負けてくれてありがとう。いい負けだったかもね」と冗談交じりに言うと
「じゃあ、負けても良かったんですね、了解です」と苦笑いしながら答えてくれた。
4年ぶりに復活の和田博司さん、即返り咲いた内藤亮さん、
それから、百名山登頂や資格取得など趣味が多彩で、また今期から観戦記を務められる宮崎勇人さん。
それぞれ期するものがあるはずだ。ご家族や仲間たちの期待を背負い、そして誰よりもご自分に一番期待し、
今期のリーグ戦を楽しんで、そして本因坊位を目指していただきたい。
残留組の、川腰悠平さん、丸吉寿史さん、山淵素行さん、谷村康成さんの上位4名は実力者ぞろいだが、
きっと好勝負が期待されるだろう。
今期は、宮岸黎明北日本本因坊が事情がありタイトルを返上したため、
リーグ戦の上位2名で、あらためて三番勝負が行われることになった。
注目の初戦は2月19日、最終局の9月まで、一人7局の長丁場の戦いが始まる、熱戦を期待したい。
記事: 風夢
写真・編集: hide
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます