ホイッスルバード あいざわぶん

驚くほど冷たくてガサガサな手

昨日は予約してた肩関節炎(四十肩)の治療を朝一で

受けてきた。

二か月前にも右肩を患い、その時はペインクリニックで

治療してもらおうと思って、綺麗に治してもらっている。

で、整形外科治療ならどうなるのだろうと思い、以前にも

治療を受けたことがある医師にお願いしたのである。

そしたら、治療内容は大きく違っていた。

では、今回の治療内容を詳しく書こう。

 

右肩近くの首に麻酔注射を約3分間も掛けて打つ。

血圧・心拍数を測りながら15分後の麻酔の状態を待つ。

私の場合は何故か効き目が薄く、更に10分待つ。

看護婦さんが肩と肘と指の動きを確認する。

「私の手を握れますか」と訊かれたので「女性の手ならば

いつでも握れますよ」とギュッと握り返す。

なので、追加の麻酔注射を同じ個所に打たれる。

更に血圧・心拍数を測り、気分が悪くなってないか問診を

受ける。約10分後に肘・肩が全く動かせなくなった。

 

「よし、これで大丈夫。では身体を起こして下さい」

看護婦が左側に付いて身体が動かないように押さえる。

医師は右側に立ち、私の腕を色々な方向に動かす。

新しい方向に腕を動かされる度「パキッパキッ」と関節が

鳴る音がする。

医師の説明では「バキッ、バキッと鳴ります」と言ってたが、

あれは少々オーバーな表現である。

「こういう音がすると、嬉しいんでしょ」と医師に向いて言う。

すると何故か看護婦がゲラゲラ笑いだし、医師も釣られて

笑い出した。

右腕を背面に回されたのは感じたが、左手で確認すると

びっくりするほど上がっている。正直、ゾッとしたくらい。

 

看護婦さんから服を着せられ、右腕は三角巾で吊られた。

「個人差はあるが6時間から10時間は右手が麻痺する」と

説明を受けたが、3時間後には指が動かせたし、肘・肩の

感覚もわかった。

自分で靴を履こうとしたら、「これだけはやらせて下さい」と、

不思議なことを言う。服も着させてくれたのに・・・ね。

 

受付に戻ると親切に財布から治療費を抜いてくれた。

で、先ほど私がギュッと手を握った看護婦さんが玄関の外

まで付いてきてくれて、お別れした。

治療費6.080円。

リハビリが必要なので明日午前11時を予約してきた。

15時からは3か月毎の定期歯科検診を予約している。

 

さて、帰宅してから吊っている腕が痺れて不快だった。

昼御飯は前日に作って置いたピラフをチンして食べた。

晩御飯は三角巾を取り、右手で料理し、右箸で食べた。

 

  「私の手握れますか」と看護婦に問はれて

  握れば著(しる)きカサつき

 

驚くほど冷たく、そしてガサガサした手だったのだ。

握っただけなのに、それが判るのだから酷い荒れようだ。

「看護師」とすると、一瞬では理解されないから「看護婦」。

著しき(いちじるしき)と、著き(しるき)は同じ意味である。

 

【追記】

昨日のブログ文章は、朝のうちに書いておいたもの。

治療後は右手を使いたくなかった、ということです。

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