昔むかし、高校一年生の今頃の話。
担任が次のような話をしたことを今も覚えている。
16歳になってバイク免許を取った人、居るよね。
これから危ない季節になるから話をしておく。
あなた方の先輩が原付バイクの免許を取り、新聞
配達を始めたんだ。
両親を思い、自分の事は自分でしたかったらしい。
例え雪が降ったって、当然バイクで配達するよね。
或る家の玄関近くの路上で老人が雪掻きしていた。
生徒は注意しながら老人の側を通過しようとしたの
だが、運悪くスリップし、老人と接触し、転倒させた。
で、数日後、老人は病院で息を引き取った。
人生は一瞬で崩壊・破滅するんだよ。わかるな。
それを君たちも頭に入れておいてくれ。
女子高校生が下り坂の歩道を自転車で降りて行き、老人を
転倒させ、死亡させてしまった。(昨日のニュース)
そのニュースを見ながら、16歳になった直後の私が担任
から聞かされた「一瞬で破滅する話」を思い出していた。
生徒は寒かったので下を向いて運転していたと自供して
いる。目撃者が居ないようなので、生徒は単に下を向いて
いたのかどうかは本人にしかわからない。
早速、ネット上では「スマホの見ながら運転に違いない」が
決定したかのような話になってるが、な~んか決め付けが
激しいから、(そこに話を持っていって結論としても・・・)と
私は首を捻っている。
私が思うのは、親なり、学校なりが、「自転車を運転すると
いうことは」とか、「バイクや車を運転するということは」という
「教え・導き」を先ずはするべきだろう、ということ。
その中に「スマホ見ながら歩行・運転」があるべきなのだ。
11月から、道交法改正で取り締まりが厳しくなったけれど、
私が見る限り、若者は細道に入った途端にスマホを取り出して
「見ながら運転」をしている。
一番ハッとするのは、「幼児を乗せる為の器具」を装着して
いる若い母親たちの危険な運転行動で、無責任にも程がある。
子供を乗せてなければ何をしてもいいと思っているようなのだ。
ああ、ついつい愚痴っぽくなってしまった。
莫迦は死ななきゃわからないんだ、放っとけ!
さて、今年最後のコーラス練習が終了した。
これから丸一か月、ソプラノセンセの美声が聴けないのは
淋しいけれど、顔はタイプじゃないから我慢できる(笑)