昨日の国会・参議院予算委員会で「れいわ新選組」代表・
山本太郎君の質疑で吾々国民が知るべき事態が明らかに
なったので、本日はその点について書きたい。
今年の元旦、能登半島を巨大地震が襲った。
あれから間もなく一年になるというのに、未だに先が
見えない状況が続いている。
もしかしたら政府自民党は、「集中豪雨も重なりましたから
ねぇ。残念ながら、更に遅れることになったのですよ」とか、
言い訳として内心では用意しているのかもしれない。
でも、私個人の想像で言うけれど、9月豪雨が無かったと
しても、壊れた家々の解体は終わっていないと想う。
その想像は、多くの国民も同感なのではなかろうか。
さて、山本太郎君の質疑内容とは・・・。
12月5日に急に決まった1月・2月の公費解体
作業中止。事業者の7割は県外、作業員だって
県外の人たちですよ。その人たちが突然、1月・
2月は仕事がありません。3月になったら又来て
下さいって、そんな馬鹿な話ってありますか。
補償をお願いできないですか。でないと3月に
人が集まらないかもしれないじゃないですか。
環境省が担当らしく、大臣は冷たい回答が書かれた紙を
読むばかり。席に戻っては水を飲み、腕を組み、また紙に
書かれた回答文を読み、席に戻って水を飲む。回答して
いて、自分の言っていることに喉が抗議をしている如し。
石破首相も考慮することすら拒否をした。
能登の冬の厳しさは、何もこの冬から始まることではなく、
誰もが知っていることである。なのに、何故、急に、作業を
中止することを今頃決めたのか、謎である。
だから、ここからは私の想像だが、当たらずとも遠からじ、と
思いつつ書くことにする。
人口がそもそも少ない奥能登に人材と資金を継ぎ込んで
復旧・復興を進めることは理に適うことなのか、という問題
がある。むしろ安全な地区に移ってもらう方がいいのでは、
という考えだってある。
だから自衛隊投入も出来ないと拒むし、危険が増す冬季
間も無理をさせない、という道を選んでいるのでは、と私は
想ってしまったのだ。
民間業者が募集している末端の解体職は日当12.000円。
その金額は数回中抜きされた末の金額である。
それでも全国から厳しい作業に取り組む人々が居るのに、
途中で二か月も仕事が途絶え、無給になるのは酷である。
馳知事と言い、政府と言い、無能無策にも程があろう。
この先、人口減が顕著な地方に住む人は、この例を頭に
刻んでおいた方がいいだろう。明日は吾が身である。